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滝ノ谷の滝

所在地/三重県多気郡大台町久豆

太平洋←伊勢湾←宮川・宮川ダム←大和谷←滝ノ谷に落ちる滝群です。
一般的には、最上流部に落ちる落差40mの滝を三滝と呼んでおり、そのほかの滝の呼び名はあるのか判りません。
以下の呼び名は便宜上私が勝手につけたものですが、
下流から、目測落差8mの無名滝、目測落差40mの三滝(下の滝)
落差はありそうですが不明の三滝(中の滝)、落差不明の取水堰の無名滝、落差40mの三滝(上の滝)などがあります。
宮川ダムの左岸を上流に進み、グレーチングの吊り橋(大和谷橋)を過ぎ更に林道終点まで進んだら滝ノ谷の登山口です。
最初から急登の山道を登ること約30分でノ谷の沢に出て、そのあとは巨石のゴーロ帯を進めば最上流部の滝の三滝(上の滝)に到着です。
なお、その他の滝で登山道から見れるのは最下流の無名滝だけです。
また、三滝(中の滝)より下流の滝は、途中の取水施設で100%取水すればまったく水が流れないこともあるようですが、
駐車場所から滝が見えるのでここで水の有無が確認できます。
参考HP・ブログ/(YouTube)滝ノ谷三滝 三重県大台町久豆

プチ滝めぐり 三重宮川水系にて、2024.05.15 (水) 訪問

三滝の登山口に到着。
山の上の方に滝が見えて、最初はあれか、近いじゃんと思いましたが間違いでした。
案内には1.5kmとありました。
それにしてもあの2つの滝の横にずれた位置関係、どういう流れになっているんでしょうか。

  

登山口の三滝・涼石岩屋の看板。



ほとんど急な登りで、最後に切り立った絶壁にかけられたガングウエイで横移動、
不動七重の滝の観漠台への道を彷彿とさせます。



ほぼ上がりきったあたり、多分電力会社の取水設備がありました。



国土地理院の地図によると、
ちょうどこの地下に大和谷発電所への送水パイプが通っているようなので、ここからも取水しているのでしょう。
来る途中、大和谷発電所のパイプも撮影してましたが、今いるここはちょうどあのパイプの最上部とほぼ同じ高さぐらいなのかな。
それにしても、こんな場所に送水トンネルを掘ったり、設備を造ったり、人間の限りない欲望にはなかば呆れます。



下りて行っても鍵のかかった建物を通らないと沢は見ることはできませんが、その下には相当大きな滝が落ちています。
推定ですが下で見えた滝のうち、上の滝がそれではないかと思いました。
下りて沢を見たかは置いといて・・・(^_^;)

三滝(中の滝)、取水堰の無名滝

左は取水堰下流の三滝(中の滝)の落ち口、右は取水堰に落ちる取水堰の無名滝で、角度的に全体像は見れません。
三重県多気郡大台町久豆
 

階段を下りずに荒れた道をまっすぐ進むと・・・



いよいよ沢に到着し、上の方に本命の滝が見えてきました。
大きな石のゴーロ帯が行く手を阻み、ルーファイ力が試されます。

 

苦労したあげく、何とかゴーロ帯を突破しました。

三滝(上の滝)

一般的に三滝と呼ばれる滝です。
落差は40mの直瀑で、下部は岩に弾け分岐となって落ちており、滝壺はありますが深さはありません。
三重県多気郡大台町久豆
  



  

開けて明るく、居心地のいい滝前ですが、天候が怪しくなってきましたので戻ります。

三滝(下の滝)

途中で滝らしいものがあった場所に寄り道しました。
道なき斜面を横にトラバースして見られるところに出ました。
これも大きく、やはり40mぐらいはありそうに見えました。
推定、下で見えた滝のうちの下の滝ですが、これだけの滝、名前は無いのかしら。
三重県多気郡大台町久豆
  

無名滝

さらに下って、これは目測落差8mと小さめの滝です。
三重県多気郡大台町久豆
  

霧雨に追われるように下りてきましたが、なんとか濡れずに車に戻れました。



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