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石川雲蝶を訪ねる旅 越後
2025.09.25(木)
以前から気になっていた石川雲蝶の木彫りの彫刻作品、
少し涼しくなって車中泊もしやすくなってきたので訪れてみようかと昨日の午後家を出て、
昨夜は新潟県南魚沼市の道の駅 南魚沼で車中泊をしていました。
瑞祥庵 石川雲蝶の山門仁王像彫刻
桜門で雲蝶の作品を見ることが出来ます。
新潟県南魚沼郡湯沢町土樽

右側に、邪鬼を踏みつけて立つ阿形(あぎょう)仁王像、像高173.5cm。
迫力があり、彩色もきれいに残っていました。


左側に、邪鬼を踏みつけて立つ吽形(うんぎょう)仁王像、像高183.0cm。


ご存じコシヒカリの産地です。
今年も豊作っぽいから、もうちょっと安くならないかしら。

大源太湖(だいげんたこ) 日本最古のアーチ式堰堤、秋の紅葉



大源太湖から流れ出たところに落ちる、
四十八滝 20m2段瀑、上段は人工
展望台がありましたが、木に覆われて滝はほとんど見えませんでした。
新潟県南魚沼郡湯沢町土樽

不動滝(大ゼン、小ゼン)
滝沢公園に車を止めて、

先ず、上流側の滝から、
不動滝(大(おお)ゼン) 16m2条幅広斜瀑
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢




ツルニンジン


マユミ

戻り道の途中から川に下ったらちょこっと遡上して、
不動滝(小(こ)ゼン) 推定10m斜瀑
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢



雲蝶関連ではないけど・・・
雲洞庵 日本一の庵寺
新潟県南魚沼市雲洞




撮影自由、ありがとうございました。




長恩寺 大看板持送部の彫刻※非公開
非公開は知っていたけど寄ってみました。
なんでも、塩沢宿で薄荷(ハッカ)を商っていた鈴木家の
薄荷円(薄荷の茎を加工して固まった物)をPRするための9mもの大看板の持送(看板を支える下の部分)の彫刻が残っているのだそうです。
新潟県のおすすめ観光・旅行情報!にいがた観光ナビ参照
新潟県南魚沼市塩沢

こちらの仁王像は雲蝶作ではありません。

長恩寺のオハツキイチョウ

龍谷寺 石川雲蝶の透かし彫り欄間※内部撮影禁止
目に焼き付けてきました。 ドーン太とおでかけLOG参照
新潟県南魚沼市大崎


拝観はこちらから入ります。
内部は相当広いし人もいなくて、いいかしらんと思いながら見させてもらいました。

穴地十二大明神 向拝、欄間の彫刻
無人ですが、自由に中に入って拝観が可能で、有難かったです。
磨斧作針 龍元洞雑記帳参照
新潟県南魚沼市穴地


左欄間の、源頼政と猪早太の鵺(ぬえ)退治の場面(未完成)
※鵺(ぬえ)とは:ヒョーヒョーと不気味な声で鳴き、頭は猿、胴体は狸、手足は虎、尾は蛇の怪物です。


右欄間の、源頼光大江山の鬼退治から、洗濯女に出逢う場面と木渡りの場面(未完成)


今日の雲蝶めぐりを終え、
新潟県魚沼市青島の見晴らしの湯こまみにて温泉を頂いたあと、

新潟県魚沼市の道の駅 ゆのたにで車中泊です。
2025.09.26(金)
新潟県魚沼市の道の駅ゆのたにで朝を迎えました。
ほぼ一晩中小雨が落ちていましたが、朝には何とか上がってくれました。
西福寺 石川雲蝶の開山堂天井彫刻&襖絵※堂内撮影禁止

山門(赤門)前、右の火除地蔵、左の禁葷酒(きんくんしゅ)と書かれた石碑が雲蝶作です。
※禁葷酒(きんくんしゅ):酒と、臭いにおいのする野菜(ネギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニク、ハジカミなど)、(及び肉類)は
臭気の不浄さと精力がつき修行の妨げになるので、寺の中に持ち込んではならないという意味。
新潟県魚沼市大浦

ここの石の仁王像は雲蝶作ではないと思います。


こちらはまだ新しい感じで、雲蝶作ではないと思います。
もともとここにあった鬼退治仁王像は現在開山堂の内部に展示されています。



開山堂の内部は雲蝶ワールドでしたが、残念ながら撮影禁止で雲蝶作品の写真はありませんので見たい方はこちらの新潟観光ナビをご覧ください。

永林寺 石川雲蝶の彫刻絵画※堂内撮影禁止
雲蝶作の襖絵、水墨画、浅堀彫刻、欄間、透かし彫り彫刻、仏像など、何をとっても一級品でその多彩な能力に驚かされます。 信仰心に触れる参照
新潟県魚沼市根小屋




林興庵 石川雲蝶の欄間彫刻
訪ねたんですが、人が出てこられませんでした。
ドーン太とおでかけLOG参照
新潟県長岡市川口中山

ちょっと移動して、
木山沢不動滝 目測8m直瀑、滝の中に不動尊
新潟県長岡市木山沢




新潟県長岡市まで来て、今夜は道の駅R290とちおにて車中泊です。

2025.09.27(土)
新潟県長岡市の道の駅R290とちおで朝を迎えました。
天気も回復して、秋晴れになりました。
引き続き、石川雲蝶の木彫り彫刻を巡る旅は続きます。
道の駅R290とちおから近くの、
秋葉神社秋葉三尺坊大権現 石川雲蝶の烏天狗と若武者彫刻


彫刻の施された奥の院は、このように覆われていて中に入れず、金網越しに見ることになりますが、なんとかならないものですかねぇ。
案内板にもあるように、全部が雲蝶作ではありませんがとにかく見事です。
清瀧山常安寺参照

新潟県長岡市谷内

胴羽目西面の烏天狗の敗北の図

胴羽目南面(裏面)の牛若丸が鞍馬寺で烏天狗を相手に武術の稽古をする図

胴羽目東面の烏店部の酒宴の図


石動(いするぎ)神社 向拝の龍の彫刻、拝殿欄間など晩年の作品
一の鳥居から、何百段かの石段を上がります。
新潟県三条市吉野屋乙


神社は無人で、自由に観覧が出来ました。
リーフレット0225参照
新潟観光ナビ参照

新潟県三条市吉野屋乙

向拝中央の龍と千鳥です。

拝殿内部の欄間を右から、鵺(ぬえ)退治です。

中央2面は、源頼光と四天王の土蜘蛛退治です。


左は、俵藤太の百足退治と竜神です。

外部回廊脇障子の彫刻には透明カバーがあるのですが、汚れと、反射で、見難いし、写真も極めて撮り難かったです。
左脇障子の加藤清正と高麗人と、右脇障子の神功皇后と武内宿禰です。

本成寺 塔頭の向拝、木彫りの牛など多数
10の塔頭を抱える大寺院でした。
石川雲蝶の作品は、これら塔頭を含め外部から見れる向拝など以外は原則非公開なのかなと思います。
Shotaさんの新潟県の旅行記参照
新潟県三条市西本成寺



本徳寺 向拝の獅子頭彫刻 栄林山久福寺参照
新潟県燕市米納津


向拝左木鼻の吽形(うんぎょう)の獅子


向拝右木鼻の阿形(あぎょう)の獅子



向拝手挟(たばさ)みの波に亀


少し滝も見てきました。
浜滝(弥彦さま清めの滝) 30m分岐瀑、お手軽滝
新潟県長岡市寺泊野積






たまたま眼に留まった、
郷本川の無名滝 目測7m、幅広多条直瀑
新潟県長岡市寺泊郷本


落水の滝 落差10m、幅広多条直瀑、ドライブスルー滝
新潟県長岡市落水





今日の予定を終え、
新潟県新潟市西蒲区石瀬の遊雁の湯よりなれにて温泉を頂いたあと、

今夜は潟県新潟市の岩室観光施設いわむろやの駐車場にて車中泊です。
2025.09.28(日)
潟県新潟市の岩室観光施設いわむろやの駐車場で朝を迎えました。
今日もいいお天気になって、少し暑くなりそうで嫌ですね。
せっかく近くに来たので朝一で参拝してきました。

彌彦神社
新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦


ごりんの滝 7m斜瀑
路駐場所から2分で滝前に下りれました。

滝は小さなものでしたが、滝上にさざれ石のような岩が今にも落ちそうな感じで挟まっていました。
新潟県新潟市西蒲区竹野町

下に立つのも怖い感じ(^_^;)

雲蝶作品を訪ねるのも最後になりました。
佛興寺 石川雲蝶の千羽鶴彫刻 ブログ安明高の生活参照
お寺さんの辺り、細い路地が多くすべて一方通行で、行くのに苦労しました。
新潟県新潟市中央区神道寺

戸が閉められていて残念ながら堂内は見られませんでしたが、向拝の獅子は間違いなく雲蝶の作品だと思いました。

向拝中央の子抱きの龍

向拝左木鼻の吽形(うんぎょう)の獅子

向拝右木鼻の阿形(あぎょう)の獅子

さぁ、このあとは滝を廻って、明日には帰路につきたいと思います。
滝へ行く途中の新潟県新潟市秋葉区新津本町の新津温泉に寄り道です。
この辺り、石油が出る地帯です。
ほぼ無色、強いアブラ臭、そして塩味のあるぬるぬる系のいいお湯でした。

いのはなの滝 目測5m斜瀑、お手軽滝
新潟県五泉市上杉川




視後平(しごへい)の滝 30m直瀑
滝まで道がありました。
新潟県五泉市上杉川

沢まで下りたら少し下流側に行き、渡渉して右岸の枝沢に進む(下写真)と間もなく滝に到着しました。

駐車場所から10分から15分ぐらいでした。
新潟県五泉市上杉川







ヒル1匹、長靴に付いていました。
夫婦滝 推定15m2段斜瀑
草ぼうぼうで、かき分けかき分けでしたが、距離が無かったので案外楽に橋下に下りれました。

期待以上、なかなかの美瀑でした。
滝横にお不動さんが祀られているので道はあったんでしょうから、道を整備すればもっと人気が出ること間違いなしです。
新潟県五泉市小面谷





立派なお不動さんです。

滝の下流、早出川に落ちるところはけっこうな滝となっていました。

今日の日程を終え、今夜は新潟県田上町のやさしい道の駅たがみで車中泊です。
明日は近くの滝2つに寄ってから帰路につきます。
2025.09.29(月)
新潟県田上町のやさしい道の駅たがみで朝を迎えました。
夜半から激しい雨が降り出し、朝になって少しは良くなったものの、まだいつ降り出すかわからないお天気です。
白玉の滝(金津の滝) 観光滝、雌滝7m斜瀑、雄滝15m直瀑、裏見の滝

駐車場から1分で雌滝です。
新潟県新潟市秋葉区金津

雄滝には左側から上がって行きます。


雌滝を上がればすぐに雄滝が見えました。
右上に祠が見えます。

裏見の滝です。




このあと、もう一つ滝に寄ろうとしたけど雨が激しくなってきたので、ここで終えて帰路につくことにしました。
今、16時過ぎ、長野道の梓川SAでこれを書いています。
このあとは帰るだけなのでこれで終わります。
21時、無事帰宅しました。
この作品リストは、旅を終えてからまとめたものです。

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