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桜前線を追う旅2014 福島・山形 今月のサンデー


桜前線を追う旅2014 福島・山形


2014.04.18 (金)


 神山の桜

磐越自動車道船引三春ICを下り、三春町中心街方面に少し走ったところで右手にチラリと見えたしだれ桜。すぐにUターンし立ち寄りました。
この辺りのしだれ桜はほとんどがこの濃いピンクの花色をしていますが、ほとんどが滝桜と繋がりがあるのでしょうか。
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 八十内(やそうち)かもん桜

エドヒガンシダレザクラの老木。樹齢は350年ほどといわれる。
幹回りは4mにも及び、春には見ごとな花を咲かせる。開花期には22時までライトアップが行われる。
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 常楽院桜

国道288号線(三春バイパス)を西に走ると右下に一本のしだれ桜が目につきます。
三春町四軒丁にある田母野邸の庭先に立つベニシダレザクラで、樹齢は200年ほどと云われています。
かつてこの地には常楽院という寺院があったそうです。宵になるとライトアップされます。
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 化粧坂の桜

三春バイパスから常楽院桜に行こうと信号交差点を右に曲がると化粧坂(けわいざか)と呼ばれるなだらかな下り坂となる。
坂が左にカーブするあたりに地蔵堂と化粧清水(けわいしみず)呼ばれる水場があり、そこに一本の大きなエドヒガンザクラが立っていました。
常楽院桜はこのカーブを曲がったら直ぐである。
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 馬場の桜

磐越自動車道を東に向かっている時、三春PAを過ぎたあたりで左に一本のしだれ桜が見えましたので、滝桜に向かう途中少し寄り道をしてみました。
道路の方に覆いかぶさるように枝を垂らして、とても整った姿のしだれ桜でした。
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 薬師桜

馬場の桜からおよそ500mほど南に下ったあたりにもう一本見つけました。
薬師堂に上がる石段の脇にあるしだれ桜です。このほかすぐ近くには立派なエドヒガンの一本桜もありました。
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 三春の滝桜

夕方に第一目的にしていた滝桜に到着しました。こんな時間ですので渋滞もなくすんなり駐車場に入れました。
駐車場から少し歩いて滝桜が一望できる場所にカメラを据え、少しづつ光に浮かび上がって行く様をカメラに収めました。
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2014.04.19 (土)


 桜谷しだれ桜

昨夜、車中泊した三春町役場の駐車場から見上げたところにあるしだれ桜です。
歴史民俗資料館の敷地に植えられています。昨夜はライトアップされていました。
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 三春の滝桜

今日最初の目的地の紅枝垂地蔵桜に行く途中滝桜の前を通りました。
朝6時少し回ったばかりなのに早くも渋滞していました。おかげで車に乗ったまま朝の滝桜をパチッ、パチッ。
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 郡山市中田町 紅枝垂地蔵桜

滝桜を過ぎ県道40号線をさらに下ると三叉路で左、県道57号線側に地蔵桜の矢印が出ていました。
矢印に沿って行くとなんとか着いたのですが、地図で見れば大分遠回りをさせられていました。
混んだ時のことを考えてこうしているのかもしれませんが、すいているこの時間少し腹立たしくもありました。が、その代り良いことも・・。
三春滝桜の娘と云われるシダレザクラの下には地蔵堂があり、
昔から赤ん坊の短命、天折の難を逃れるため、この地蔵に願をかけたと言われているそうです。
滝桜より紅色が濃く鮮やかでまさに妖艶。福島県のしだれ桜番付では東の横綱の滝桜に対し西の横綱といわれています。
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 見渡神社のしだれ桜

遠回りさせられた良い事の1つ目。途中の神社の境内でとても趣のある桜を見かけました。朝日を花びらに受け輝いていました。
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 山田の天王桜

良い事2つ目、また違うしだれ桜を発見。お堂の赤い屋根とのコラボが美しい。
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 壁須のしだれ桜

良い事3つ目、さらに天王桜から300mぐらいのところで新たなしだれ桜を発見。主幹は途中で見事に折れてしまっていました。
天王桜とこの写真は、ほぼ同じ場所から撮ったものです。
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こちらは、壁須のしだれ桜から50mほどの個人宅裏にあるエドヒガンです。(上の写真の奥に見えてますね)
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 東平の墓守桜

良い事4つ目、これも遠回りの途中で見かけた一本桜です。
この辺りのちょっと目に付く桜には名前が入った石の杭が有ったりするのですがこの桜にはありませんでしたので、
地名とロケーションから勝手に付けさせていただきました。青空に凛と立つ姿が美しい桜です。
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 郡山市中田町 伊勢桜

紅枝垂地蔵桜とそう遠くない県道40号線沿いにあるしだれ桜です。樹齢は推定百数十年と比較的若い桜です。
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 郡山市中田町 忠七桜

戊辰戦争時に官軍の荷運びに懲役された宗像忠七翁が、会津の惨状を目の当たりにし、
会津の人々の霊を慰めるため、自宅前に植えてあった桜などをここに移植し、この山を寿命山と名づけ整備したんだそうです。
忠七翁は遺言として、桜と公園を守り、末代まで手入れを怠らぬよう言い遺しました。桜の樹齢は約160年で、現在の当主は5代目に当たるそうです。
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 郡山市中田町 上石(あげいし)の不動桜

県道65号線沿いの中田ふれあいセンターに立ち寄り中田町の桜情報を入手して、次に不動桜を目差すことにしました。
不動桜は、樹齢約350年のエドヒガンザクラで、不動明王をまつる不動堂の境内にあるため名づけられました。
滝桜の子孫と考えられているそうです。江戸時代幕末ごろ、このお堂が寺子屋として使われ、その名残が天井などの落書きに見受けられるとのこと。
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 郡山市中田町 中井田の桜

中田町の西の涯まで来ました。もう数キロ走れば郡山の中心街というところですが、
この辺りはまだ田園風景で目の前には道路を挟んで田んぼが広がっていました。
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 郡山市中田町 龍光寺の桜

県道54号線から左に大滝根川に架かる橋を渡り、すぐに右に折れてからほどなく左に低い山を上がると龍光寺です。
本堂西側の子安地蔵尊に上がる石段の脇に一本のしだれ桜がありました。訪れる人もまばらで、静かに眺めることが出来ました。
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 郡山市中田町 台の桜

龍光寺から1kmほど東に進むと、トンネルのように道路に覆いかぶさるしだれ桜の巨木がありました。
また、これの数十メートル手前、道路ガードレール下の大滝根川河畔には荒神社(あらじんじゃ)のしだれ桜もありました。
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 つつみ桜

台の桜から少し東に進むと広域農道に突き当りました。左に折れて三春方面に戻ります。
三春町に入って間もなく右側にしだれ桜を発見。石の杭に「つつみ桜」とありました。つつみ(堤)は、この辺りの地名です。
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 法華寺のしだれ桜

三春の町の中、三春街道(国道288号線)から一つ中に入った桜川沿いにあるお寺のしだれ桜です。
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 大聖寺のベニシダレ

三春から田村市の方に向かう途中、大聖寺に立ち寄りました。
推定樹齢250年(平成22年現在)、樹高7.5m、胸高幹周3.15m、胸高直径1m、根元収.4m、枝張り6.4〜17.5mのベニシダレザクラです。
滝桜の子であると言われており、巨木ではないものの、その立ち姿はとても印象的でした。
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 小沢の桜

田村市街を過ぎて国道349号線を少し南下したところ、畑の中にある子安観音を祀った祠を守るようにまだ開花前の1本のソメイヨシノが立っていました。
遠くバックには移ヶ岳が・・。そこには日本の原風景ともいえる風情がありました。田中麗奈主演の映画「はつ恋」にも願いの桜として登場したそうで、
人気の桜となりました。この桜を撮影するために、全国から多くの人が訪れるといいます。今日も待ちきれない人たちが沢山訪れていました。
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 三渡神社の種まき桜

次に合戦場のしだれ桜を目差し国道349号線を北上していたら左手にピンクと白の美しい桜が目に入ってきました。
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大木の枝々が、キラキラと輝きながらザワザワと風に揺られる様に、ついつい見入ってしまいました。




 合戦場のしだれ桜

八幡太郎義家と安倍貞任・宗任との合戦場として伝わる地に立つ2本のベニシダレザクラです。
三春の滝桜の孫桜と言われており、滝が落ちるような見事な紅の花を咲かせおり、菜の花とのコラボが綺麗でした。
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2014.04.20 (日)


 芳水の桜

二本松経由で松川に上がってきました。今日の最初は芳水の桜です。ため池に映りこむ桜が絵になります。
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 秋山の駒桜

秋山の駒桜を目差し、再び山間部に入ってきました。
樹齢500年、樹高約21m、目通り幹囲5.4m、根回り5.1mのエドヒガンで、淡紅色の花を付けた巨木は遠目でも見事なものでした。
この桜は、古来から八幡太郎の「駒止の桜」の伝説があり、小手地方有数の桜です。
樹種はアズマヒガン、エドヒガンなどともいわれ、バラ科の大形落葉高木で、樹皮は縦に裂ける特徴があります。
本州、四国、九州の山中に広く分布し、庭木としても植えられているものです。
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近寄れば根元に、薄紫のカタクリがたくさん自生しているのが見られました。

  


 常泉寺のしだれ桜

駒桜から山間部を南下して再び二本松に向かいます。
川俣町の常泉寺に立ち寄りました。墓地の中に立つしだれ桜ですが、すでに花は終わりを迎えていました。
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 境木の双子桜

国道349号線を南下途中、峠のトンネルの手前に立つ桜の矢印に誘われて500mほど脇道に入って行った所にあったエドヒガンです。
根元で二本に分かれているところからこの名が付いたようです。
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 中島の地蔵桜

国道349号線のトンネルを抜けほどなくすると左側に地蔵桜の矢印が出ます。
なかに入っていくとちょうど水田の終わったところに一本の桜がありました。水を張った水田に映る姿がとても美しいエドヒガンのしだれ桜です。
地元の有志によって整備され、2009年から本格的に楽しめるようになったんだそうです。
夜間はライトアップされた美しい景色を見ることが出来るとの事。
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 善性寺のしだれ桜

二本松に戻ってきました。本久寺を探しながら見つけたしだれ桜です。
長泉寺とどちらの桜かなと迷ったんですけど善性寺のもので良いようです。すでに終わりかけでしたけど満開の時が見たかったですね。
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 本久寺のしだれ桜

長泉寺の隣が本久寺でした。この寺は慶安2年(1649年)日相和尚が開山。
本堂南東に大きく傾斜した土手際に寛永20年(1643年)植樹と云われ樹齢約370年のしだれ桜の古木がありました。
この桜は、エドヒガンを母種としたしだれ桜で、根元周囲2.7m、目通り幹囲3m、樹高約9mで、枝張り東西14.5m、南北17m。
すでに青葉が出ていましたが樹齢370年とは思えないほど元気に薄紅色の見事な花を付けていました。
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 馬場桜

岳温泉に寄った後、県道30、304号線で本宮市の相応寺に向かいました。
もうすぐ着くというところで「馬場ザクラ」の矢印を見かけたので立ち寄ってみました。
説明板には「言い伝えによると当地は、平安時代の末期、永保3年(1083年)頃、
源八幡太郎義家(頼朝の祖父の祖父)が奥州へ赴く際の軍馬の練習場(馬場)であったと言われている。
そして、義家が手にした桜のムチを土に差し駒止にしたものが根付いたのがこの桜だと云われていることから駒止の桜とも言われた。
さらに、昔からこの桜の咲く時が稲の種まき時期と言われ、種まき桜とも呼ばれた。樹名はエドヒガンで、樹高15m、幅25m、
幹周り7m、根回り10m、推定樹齢はおよそ1000年で、毎年4月20日前後に薄紅の可憐な花を咲かせている。」とありました。
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 相応寺のしだれ桜

夕刻に相応寺に到着。樹齢350年のしだれ桜です。
この桜を一言でいうと”端正なしだれ桜”でしょうか。ピタリとこの境内に収まっていました。
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2014.04.21 (月)


 日輪寺のしだれ桜

墓地の中のしだれ桜です。樹高9m、根回り3.2mのエドヒガンザクラで、樹齢は200年。幹が根本より二つに分かれた双樹の巨木で、
自分ではこの辺りで一番のしだれ桜だと感じました。ピークは過ぎていたのでもう一度満開の時に訪れたいと思います。
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 磐椅(いわはし)神社 大鹿桜

中通りから分かれて会津に向かいました。途中大鹿桜に立ち寄りました。
パンフレットより
「平安時代の天暦元年(947年)、磐椅神社に村上天皇の勅使の派遣があり、その時に宸翰物(天皇自筆の書)と桜樹を奉納して社殿を修復した。
この時の桜樹が大鹿桜である。名の由来は、新編会津風土記に「高一丈六尺余、枝葉二丈計を庇ひ極めて老樹なり、
開花の時濃香馥郁佗樹に異なり、花色鹿の毛彩に似たり、故にこの名あり」とある。
サトザクラの一品種で、花びらが七十数枚になる八重桜(小菊桜)であり、香りがよく、
開花時は白色で、その後ピンク色に変わり、最後は鹿の色に似る。花の中心めしべが変化し2、3の葉が生じる珍しい桜である。
見頃は5月上旬から下旬で、会津五桜の一つである。」
この辺りは猪苗代、磐梯高原で、福島中通りや会津盆地より標高があるのでしょう。
まだ早春の趣きでソメイヨシノもまだつぼみ、大鹿ザクラのつぼみもまだ堅そうでした。
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 石部桜

会津盆地に入って最初に立ち寄った石部桜です。
近くまで車で行けないので、私は北側の変電所のあたりから歩いてアプローチしました。
会津五桜の第一にあげられる桜の銘木で、中世会津の領主葦名氏の重臣、石部治部大輔の庭にあった遺愛の樹であると言い伝えられていることから
「石部桜(イシベザクラ)」といわれます。1本ですが幹が8本に分かれている大変見事な桜の大樹で、
見渡す限りの田園の中にぽつりと立っているため一際目立っていました。天気が悪いにもかかわらず訪れる人が絶えませんでした。
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 飯盛山 太夫桜

石部桜にほど近い飯盛山中腹の白虎隊記念館の傍らに咲く高さ13m、周囲5.5m、樹齢約300年のエドヒガンで、
石部桜と共に会津の二大老樹の一つとされています。
名妓いつき太夫の悲話が残る桜ですが、初代の樹はすでに枯れ、現在の樹は二代目と伝えられているそうです。
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 伊佐須美神社の薄墨桜

会津盆地の南部を西に横切るように会津美里町に来ました。
ここにある伊佐須美神社は、2000年の歴史を誇る会津の聖地であり、古くから信仰の対象となった由緒ある神社です。
境内には、御神木と伝えられている薄墨桜がありました。行ったときは開花前でしたが、
花は八重にして一重も交わり、咲き始めは薄墨を含んだ白色から次第に紅色を帯び、終わりには中心部が濃い紅色となるそうです。
特筆すべきは花の香りで、「香りの薄墨桜」と称されており、開花すると神社境内は桜の香りに満ち溢れ、訪れた参拝客を魅了するとの事です。
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 伊佐須美神社の神代桜

神社外苑の高天原には神代桜と呼ばれる樹齢約300年にもなるエドヒガンザクラがありました。
古木ですがなかなか元気で、薄紅色のあでやかな花を沢山つけていました。
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上の2つの桜のほか、神社外苑のあやめ苑にはおそらく無名の、見るからに古木の桜がありました。
主幹は低い位置で折れたと思われ、樹高はとても低いですがピンクの濃いきれいな花をたわわに付けた桜でした。
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 文殊院知恵桜

伊佐須美神社のお隣にある清龍寺の境内に咲くベニヒガンザクラです。樹高が高く、美しい濃紅色の花が見事な桜でした。
ここ清龍寺は、日本三大文殊の一つで学問の神様として知られ、お文殊さまと呼ばれているそうです。
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 馬ノ墓の種まき桜

伊佐須美神社から2kmほど南の畑の中に樹齢300年といわれるベニヒガンザクラの巨木がありました。
広い平野に一本だけぽつんと立つその姿には荘厳ささえ感じました。
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 古御田(ふるおた)の桜

伊佐須美神社から北に1km弱行くと、大沼高校のグランドの一角にエドヒガンザクラの古木がありました。
ここはかつて伊佐須美神社の御正作田があったんだそうです。
この日は雨模様のため生徒はいませんでしたが、いる時は見学に配慮が必要です。
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2014.04.22 (火)


 虎の尾桜

会津盆地の西の端、美里町の雀林という集落にある法用寺に来ました。
ここの観音堂前に会津五桜の一つのオオシマザクラ系のサトザクラがあります。花は八重咲きとのことですが、まだ開花前でした。
名前の由来は、東側に低く張り出した樹幹を虎が横たわる姿にたとえる説と、
重弁になる花から雄しべが昇化して細く立つ旗弁の形を虎の尾と見立てたとする説があります。
この寺にはこの辺りには珍しく見事な三重塔がありました。
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 米沢の千歳桜

雀林の集落を抜けると畑の中に樹齢700年を数えるベニヒガンザクラの古樹が見えました。
濃紅色の花と大きな枝ぶりは遠くからもよく眺めることができ、名前の由来となった千歳姫の悲恋伝説が残るロマンあふれる桜でした。
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 杉の糸桜

千歳桜からさらに北上して会津坂下町に来ました。杉集落の薬王寺境内に会津五桜として有名な桜がありました。
天正年間(1573〜1592年)に植えられたといわれる古木と、その左右には若木2本が植えられていました。
糸桜は、葉桜になってしまった枝と、まだ花が残っている枝とくっきり分かれた不思議な樹でした。
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 鏡桜

喜多方市山間部の朝倉という集落にある鏡桜を見にやってっきました。
福寿草会館から少し行ったところに「この先通行止め、鏡桜まで600m、鏡桜を見る方は福寿草会館前に駐車してください」の看板があり、
やむなく歩いていったところ、着いたらほとんどの見学者は看板を無視して車で入ってきていました。正直者は損をする世の中なんですね。
桜はピンクの濃いオオヤマザクラでそれはきれいなものでした。
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是非、水面にきれいに映った姿をとらえたかったのですが、そよ風がなかなか止まず、パーフェクトは諦めました。



まぁ、里山の草花を見ながらのんびりと歩くのも悪くはないですね。

  




2014.04.23 (水)


 龍蔵桜

国道121号線を北上し、米沢の脇を抜けて川西町にやってきました。
米沢に入ってからソメイヨシノの咲いているのを見てなくて、もしかして桜前線を追い越した?と心配に・・。
長井南バイパス(国道287号線)沿いにある龍蔵桜に立ち寄りました。
樹齢70年という割には立派な姿の桜でしたが、ようやくほころび始めというところで残念でした。
近くの農家の方と話したら、この辺りは豪雪地帯で春は遅いとのこと。山形市の方はおそらく満開だよと教えてくれました。
これから長井市に向かおうかと思ってましたが、先に山形市方面に行くことに決めました。
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 コーヒーブレイク

国道13号線南陽バイパスを走っていたら左手前に桜の小山が見えてきました。ここまで来たらもうソメイヨシノは満開状態です。
この辺りでは知る人ぞ知る桜の名所、南陽市の鳥帽子公園です。一本桜追っかけの私は先を急ぎます。
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 高仙寺のしだれ桜

上山市に入ってきました。上山城で休憩のあと、高仙寺に立ち寄りました。
満開のしだれ桜が境内いっぱいに枝を伸ばして素晴らしい桜でした。
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こちらはすぐ隣の熊野神社です。ここにも一本のしだれ桜が立っていました。




 旭昇桜

前川が須川に合流するあたりの河畔にありました。前川の向こうには山形新幹線が走っていました。
この桜は旭昇桜(きょくしょうさくら)と称し、昭和30年初期に、旭町地区役員やPCA(子供会)役員等が児童遊園地として整備し、
昭和35年(1960年)の節目に合わせて植樹したソメイヨシノだそうです。今まさに満開です。
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NHKが来ていたので、この夜はローカル局?がライトアップした桜を実況中継したはずです。




 権現堂しだれ桜(ふりそで桜)

蔵王温泉に上がる県道14号線をしばらく上がっていくと道路脇に大きなしだれ桜が迎えてくれました。
見上げるほどの大きな桜で、その昔、信仰の山蔵王権現に修行参拝する行者がこの桜の下でしばし休息したんだそうです。
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 観音堂のしだれ桜

権現堂しだれ桜から戻る途中、下の方にしだれ桜が見えたので近くまで行ってみました。
地元の方に伺っても名前は無いようなので、そこにある観音堂からこのように呼ぶことにしました。
なかなかいい感じです。
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2014.04.24 (木)


 松尾院観音堂の桜

県道21号線(蔵王ライン)を少し入ると一本のしだれ桜がありますが、そこを左に入っていくと松尾院観音堂があります。
茅葺の観音堂と苔むす境内が歴史を感じさせます。そんな境内に一本のエドヒガンの老木がありました。
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 石行寺岩波観音堂のしだれ桜

石行寺は県道53号線を西蔵王高原ライン方面に少し入った左側にありました。
エドヒガンのしだれ桜は観音堂の横に立っていました。
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 平泉寺のしだれ桜

平泉寺は石行寺からさほど遠くないところにあります。
この寺には2本のしだれ桜があり、門前の桜は、石垣上より道路側に大きく優雅にしだれかかっていました。
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境内の桜は地面に届くほどのしだれっぷりでした。
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 禅昌寺の桜

平泉寺から国道286号線に出て、山形自動車道に沿って仙台方面に向かい山形蔵王ICを2kmほど過ぎると右側にエドヒガンの一本桜がありました。
ロケーションの悪さがちょっとせつない桜でした。
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 見滝寺のしだれ桜

国道286号線を少し戻って右に折れ、長いトンネルを抜けて高瀬地区に出て来ました。
この辺りはベニバナの産地とのことです。右側の少し高いところにしだれ桜が見えました。
戊辰戦争の時、村民が避難したといわれる見滝寺です。
しだれ桜に向かって畑の中の道を上がっていくと右手に一本の桜が出迎えてくれました。
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お寺の少し下の駐車場に車を止め、境内のしだれ桜を見上げながら参道の石段を上がっていきました。
こぼれるようなピンク色の花が風に揺れていました。
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 八乙女種まき桜

山寺にちょっと立ち寄った後、国道348号線を使って白鷹町にやって来ました。
川西町から丸二日たって、少しは開花が進んだんじゃあないかと期待しながら、まずは八乙女種まき桜に立ち寄りました。
八乙女八幡神社の杉に囲まれた境内に樹齢約500年のエドヒガンが、杭に支えられるように斜めに幹を伸ばして満開の花を付けていました。
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 称名寺(しょうみょうじ)阿弥陀堂の桜

国道287号線を挟んで八乙女八幡神社の反対側に入っていくと、墓地の真ん中に大きなエドヒガンがありました。
薄紅の花が夕日を浴びて一層赤味を増して見えました。昔の人はこの光の向こうに浄土を見たのでしょうか。
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 釜ノ越桜

夜に、ライトアップをしている釜ノ越桜を見てきました。釜ノ越桜はスケルトンが闇夜に浮かび上がったようで、
少し痛々しく感じましたが、まだ生きている枝も多く残っているのでもう一度復活してほしいですね。
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2014.04.25 (金)


 殿入桜

白鷹町は南から北に流れる最上川に沿って開けた地域です。
殿入桜は、白鷹の田園地帯と朝日連峰が見渡せる小高い公園に沢山のソメイヨシノに囲まれて立っていました。
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 原のしだれ桜

山裾に沿って北に2km弱行くと、少し奥まった場所にありました。
パンフレットでは花を付けた写真が載っていたので、実際の樹を見て信じられない思いでした。
詳細はよく判りませんが、元気だった枝が台風か何かで折れてしまったのではないでしょうか。
まだ少しだけ生きているところがあるようで点滴のような治療を受けていました。
約500年生きてきて、これから更に500年、1000年と生きていく可能性のあった桜を
この時代に死なせてしまうのは残念でなりません。なんとか一部でも生き残ることを祈ります。
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 後庵(ごあん)桜

鮎貝城址の北側、その昔、一軒の医者(庵)があったという場所に樹齢約680年、樹高約16m、幹囲約4.6mのエドヒガンがありました。
この医者は、城の後方に存在することから「後庵」と呼ばれていたそうで、この名が付いたそうです。
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 子守堂の桜

鮎貝城址の西側には樹齢約1020年、樹高約19m、幹囲約7.15mのエドヒガンがありました。
この地は、鮎貝氏居城の一部にあり、樹下の"子守堂"は、病弱な城主の子供を無事に育てた後、
忽然と姿を消した賤しい身なりの童女(実は仏の化身)の物語が伝えられているそうです。白鷹町銘木10選の一つとなっています。
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こちらは子守堂の桜からすぐ近く、相応院入口にあるエドヒガンです。
こちらはパンフレットにも載ってないんですが、これでもまだ若造なんでしょうか。
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 山口奨学桜

これから県道11号線沿いに点在する桜を、順に見ていきます。
まず最初は、山口奨学桜です。この地は元山口村小学校の跡地で、明治26年当時の校長、小嶋太栄治氏の厚志による学校基本財産資金で、
子弟の教育の向上、充実を目的とした奨学田をつくり、明治44年10月、小嶋奨学田碑を建立、
その記念にこの桜を植樹したんだそうです。樹齢100年のソメイヨシノです。
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 十二の桜

県道11号線に戻って直ぐに、右側の水田の奥の方に何本かの桜が見えてきました。
「十二」とは、かつて、山際薬師堂建立に伴い、薬師如来および信者の守護神である十二神を祀る神堂が
この地にあったことから、これが地名に残ったということらしい。まだ雪の残る朝日連峰をバックにロマンを感じさせる桜でした。
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 喜三郎桜

標識を見つけられず、地元の人に聞きながらようやく行き着きました。
近くまで行く道路が無かったので、50mほど離れたところから拝見しました。ピンクの濃い綺麗な桜でした。
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 高玉の薬師桜

喜三郎桜からさらに南下した県道254号線との交差点の一角に、小さな薬師堂があり、
その境内には樹齢約1200年、樹高約10m、幹囲約8.17mという堂々たる風格のモンスターエドヒガンがありました。
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 釜ノ越桜

薬師桜から歩けるほどの近くに、昨夜ライトアップしているところを見に来た釜ノ越桜があります。
後ろのピンクが濃く若々しい桜は勝弥桜と呼ばれ、約80年前に勝弥という16歳の少年が釜の越桜2世を植えたことからこの名が付いたそうです。
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 白兎のしだれ桜

県道11号線をさらに500mほど南下すると長井市に入りました。そして間もなく右手に白兎のしだれ桜がありました。
二本の大きな幹は枯れたのか途中で切られていて高さは随分低くなってしまっていますが、さわやかなピンクが印象的な桜でした。
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 草岡の大明神桜

白兎のしだれ桜から数キロ南に草岡の大明神桜がありました。
国指定天然記念物のエドヒガンザクラの巨木で、人里に植えられたサクラでは全国で二番目の大きさを誇るんだそうです。
伊達政宗が14才から15才の頃、鮎貝の合戦の初陣にて敗戦し、このサクラの洞に隠れて難を逃れ、
後に家臣を遣わせ保護にあたらせたという言い伝えが残っているそうです。
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 伊佐沢の久保桜

今回の旅の最後に、この辺りでは最もメジャーな伊佐沢の久保桜に立ち寄りました。
推定樹齢1200年のエドヒガンザクラです。
堂々たる風格の桜でしたが花の付いてない小枝などがあって少しづつ樹勢が衰えているようで心配になりました。
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