桜･滝･温泉めぐり 九州 （下）
桜･滝･温泉めぐり九州(中) からの続きです。
2025.04.06(土)
熊本県五木村の道の駅子守唄の里五木にて朝を迎えました。
昨夜は夜半ににわか雨が降りましたが、朝にはあがって、今日もいい天気になりそうです。
山の上の方は霧で霞んでいました。
今日最初の滝は、
五木の大滝 35m斜瀑
上流、下流どちらからも遊歩道があるようですが、恐らくアップダウンの少ないであろう下流からアプローチしました。
ちなみに、上流からは500ｍ、下流からは700ｍです。
熊本県五木村
苔むす渓谷を楽しみながらほぼ平坦な遊歩道でした。
約20分で滝に到着しました。
滝前の橋は、上流からの遊歩道の階段へと続いていました。
熊本県五木村
この階段の上がり降りがないだけでも、下流側が正解でしょう。
R445より。
熊本県球磨郡五木村
瀬目の滝 19m分岐瀑
瀬目橋南詰にある瀬目公園に駐車し、瀬目谷左岸にある遊歩道を進むのですが、現在は滝には行けませんの掲示。
自己責任で進みました。
熊本県球磨郡五木村甲
こんな感じで、遊歩道はもはや崩壊状態でした。
一般の方が行くような場所ではありません。
それでも何とか滝の見えるところまできて、一番の難所が現れました。
もう、素晴らしい滝が見えてるだけに、なんとかならないかと思案のあげく木の棒で足場を掘ってなんとか無事通過できました。
掘ったあとがみえるでしょ。
熊本県球磨郡五木村甲
遠山桜 八重桜、品種不明
桜の品種名かと思ったら、遠山さんの茶畑にあるかららしい。
八重なのでソメイヨシノが終わったころに咲くということで開花前でした。
ところで、グーグルマップの示す位置には桜は無かったのですが
推測ですが、そこにあった木は枯れて、その代わりに下の写真の2本の木を育てているのでは？
熊本県球磨郡あさぎり町須恵
布水(ぬのみず)の滝 上段18ｍ雌滝と下段8ｍ雄滝の2段瀑
滝の看板の前の広くなった路肩に駐車しました。
熊本県球磨郡あさぎり町須恵
沢沿いの遊歩道を上流側に10分弱進むと橋があり、そこで2つの沢が合流するが、遊歩道は左の沢に延びており
およそ30ｍほどで沢に下りる道があった。
沢に下りると大きな滝が2つ、小さな滝が2つ見えました。
一番上が雄滝で、その下が雌滝です。
熊本県球磨郡あさぎり町須恵
沢に下りる分岐を真っ直ぐ上に上がって行くと布水の滝の標柱があり、そしてその先に雄滝へ上がるアルミ梯子が掛かっていました。
下に落ちているのは雌滝です。
右上に祠がありました。
雌滝は道のない急傾斜を下らなければならず、やめときました。
水上の桜 白い八重桜、品種不明
満開でした。
左右にソメイヨシノです。
熊本県球磨郡水上村岩野
今日の桜、滝めぐりを終え、
三浦屋温泉ビジネスホテルの温泉を頂きました。
温泉博士のブログによると黒色モール温泉とのことで確かに黒っぽくは有るのですが、桶に汲むと透明で色も感じないぐらいでした。
つるつる感はありました。
熊本県球磨郡水上村岩野
今夜は、道の駅人吉で車中泊です。
2025.04.07(日)
熊本県人吉市の道の駅人吉で朝を迎えました。
午前中の予定は明確だけど午後は全く未定の一日です。
毎床(まいとこ)大桜 山桜で、樹齢は300年
写真では判り難いですが、もう葉桜でした。
春の彼岸の頃に咲くとのこと。
グーグルマップにライトアップされたのが載っていますね。
熊本県球磨郡球磨村三ケ浦丙
毎床の棚田の梨園
熊本県球磨郡球磨村三ケ浦丙
松谷棚田
K325からの遠望です。
熊本県球磨郡球磨村三ケ浦乙
鹿目(かなめ)の滝 雄滝、雌滝、平滝の総称、日本の滝100選
雄滝、雌滝への入口付近は車は止められないので、100ｍほど進んだ平滝の入口のところの広くなった路肩に駐車しました。
雄滝、雌滝への入口です。
熊本県人吉市鹿目町
遊歩道を下り切ると橋があり、上流に滝が望めます。
橋を渡って滝に近づきます。
雄滝 36m直瀑、柱状節理、観光滝
熊本県人吉市鹿目町
雌滝は支流の沢に落ち、小屋のような建物の横を向けていくのですが、
やがてどこが道かもわからないくらいになり、距離は遠くないのですが、一般の方が行くには大変でしょう。
雌滝 2段30ｍ、分岐瀑
上段22ｍ、下段8ｍといったところでしょうか。
熊本県人吉市鹿目町
平滝 目測10ｍ幅広斜瀑、観光滝、お手軽滝
駐車場所が滝への下り口です。
熊本県人吉市鹿目町
歩道からちょこと外れれば、雄滝を上から見る場所が。
デンジャラスですが、足場はしっかりしていて、注意すれば安全でした。
素晴らしい眺め。
青井阿蘇神社
お参りして、御朱印を頂いてきました。
熊本県人吉市上青井町
牧場の桜 ソメイヨシノ、桜並木
一本桜かと思ったら、桜並木でした。
ソメイヨシノも終盤です。
宮崎県小林市細野
正面は大幡山(活火山)です。
左には火山性地震増加でいつ噴火してもおかしくない新燃岳があります。
宮崎県小林市細野
與一(よいち)桜 江戸彼岸桜、樹齢150年、樹高6.5ｍ
宮崎県内最大級のエドヒガンだそうです。
すでに花は終わっていました。
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田
きょうはこれでお終いにして、皇子原温泉健康村で温泉を頂きました。
緑がかった薄茶色の濁り湯で、強い渋系の気持ちのいい温泉でした。
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田
こちらの桜も終盤なので、そろそろ帰る時期ですかね。
志布志にするか別府にするか迷いましたが、もう一つ100選滝に寄りたいので、別府にしようと思います。
都農町まで走ってきて、今夜は道の駅つので車中泊です。
2025.04.08(月)
宮崎県都農町の道の駅つので朝を迎えました。
朝一で10日の別府ー大阪のフェリーの予約を済ませました。
10日夕方の出航ですから残り3日ということになりました。
尾鈴山瀑布群を廻ろうとやってきました。
矢研(やとぎ)の滝第1駐車場に駐車。
宮崎県児湯郡都農町川北
矢研(やとぎ)の滝遊歩道入口です。
5分ほどで尾鈴キャンプ場ですが、よく見たらここまで車で来られました。
そしてこの階段が遊歩道のスタートです。
宮崎県児湯郡都農町川北
遊歩道が沢に近づいたらすぐに
二見滝 2筋目測5ｍ渓流瀑
宮崎県児湯郡都農町川北
更に進むと、左からの沢に、
若葉の滝 目測10ｍ分岐瀑
宮崎県児湯郡都農町川北
途中の滝の撮影時間を除くと、20分ほどで到着しました。
矢研(やとぎ)の滝 73ｍ分岐瀑、日本の滝100選
久々に激しく感動しました。
宮崎県児湯郡都農町川北
深くて青い滝壺に光が差し込んでキラキラしていました。
先ほどまで立っていた後ろの岩は大きくオーバーハングしています。
後ろ髪を引かれながらのグッバイショットです。
このあと白滝に行くか悩んだけど、登りを約5ｋｍ片道2時間の道程ということで、今の体力ではちょっと無理かなと思い諦めました。
こちらは車で入れるということで、
次郎四郎の滝 目測10ｍ分岐瀑、ドライブスルー滝
宮崎県児湯郡都農町川北
この滝の上辺りより林道は表面を雨で流され車は走行不可能に。
太郎滝 目測10ｍ斜瀑
滝前に下りるにはルーファイが試されます。
宮崎県児湯郡都農町川北
歩いてもう少し上流を目指します。
無名滝 目測4ｍ
宮崎県児湯郡都農町川北
えのは滝 2筋目測4ｍ斜瀑
まだ上に滝は続きますが、ここまでとしました。
宮崎県児湯郡都農町川北
車で戻る途中、右の沢に落ちていた滝で、
あじさい滝 目測8ｍ分岐瀑、ドライブスルー滝
宮崎県児湯郡都農町川北
今日の滝めぐりを終え、今夜は日向市の道の駅とうごうで車中泊です。
この辺りは早くも田植えが終わってました。
2025.04.09(火)
宮崎県日向市の道の駅とうごうで朝を迎えました。
九州もあと2日です。
今日最初の滝は、間違えて入ってしまった沢の滝で、たぶん無名滝です。
立石川の千尋滝を目指したのですが、なぜかその支流の沢を遡上してしまいました。
地図を見ると間違えようのない感じなんですが・・・、恥ずかしながら相当遡上してから気づいたのでした。
無名滝 目測5ｍ2条分岐瀑
宮崎県日向市東郷町山陰乙
無名滝 目測7ｍ分岐瀑
宮崎県日向市東郷町山陰乙
気を取り直して、
千尋滝 78ｍ分岐瀑
遡上してすぐに現れる無名滝です。
宮崎県日向市東郷町山陰乙
右のガレ場の上の方にホースが見えますので、恐らくホースに沿って巻けるだろうとガレ場を上がって行くと･･･、
ありました。
狭く急な足場が滝上へと奇跡のように通っていました。
それにしても、落葉でグリップが効かなくて恐い、恐い。
左は10ｍ以上切り立って、滑ったらアウトです。
恐いのは滝の巻き道だけかと思ったら、沢左岸斜面に切られた道も狭いし落葉で滑りやすいして、神経すり減らしました。
40分ほどかけてようやく到着しました。
見上げるほど上から落ちていますが、水が少ないのが残念です。
宮崎県日向市東郷町山陰乙
浅い滝壺。
このあと、桜を見に五ヶ瀬村に。
坂本小学校近くのしだれ桜
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所
浄專寺のしだれ桜 ウバヒガン変種、樹齢250年〜300年、幹周り約3ｍ、高さ約15ｍ
再訪です。
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所
原田家のしだれ桜 樹齢約100年
再訪です。
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所
エドヒガン桜
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所
このあと、阿曽経由で大分別府に向かいますが、恐らく今日は阿蘇までかな。
途中で見かけた、
コブシ
コブシのこんな巨木、初めて見ました。
熊本県上益城郡山都町菅尾
今夜は、一心行の大桜の近くの広いコンビニの駐車場の邪魔にならないところで車中泊です。
2025.04.10(水)
熊本県南阿蘇村のコンビニ駐車場で朝を迎えました。
九州最終日です。
朝一で一心行の大桜を見に行ったら、近くに入ることはできず、遠目でしたが、花は付いていないようでした。
岸野の観音桜
公開は昨日までということでゲートが閉まっていましたが、ちょうど管理しているという方が来て、
写真だけなら行ってきていいよとの事、恐らく昼間だったらダメだったでしょうけどありがとうございました。
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰
なお、ここの管理の方の話では、一心行の大桜は木の勢いが衰えて、今年は公開しなかったと言ってました。
竹田市の炭竈地区にもしだれ桜があるので寄ってみましたが、どれもすでに終わっていました。
古庄家のしだれ桜
大分県竹田市炭竈
順照寺のしだれ桜
大分県竹田市刈小野
御祖神社のしだれ桜
大分県竹田市下坂田
ここは黄牛(あめうし)の滝がある地区で、すぐ横を走ったので再訪ですが、通り過ぎるのも失礼かと立ち寄りました。
相変わらずの水量ですが、前回落ちていた左側の筋が今回は落ちていませんね。
大分県竹田市刈小野
前回認識しませんでしたが、2段になって落ちていますね。
この旅最後の温泉は、
七里田温泉館 木乃葉の湯、下ん湯(ラムネ湯)炭酸泉
七里田温泉館内の木乃葉の湯は炭酸泉ではないですが、2分ほど歩いたところに日本屈指の炭酸泉の下ん湯(ラムネ湯)があります。
経営は一緒ですからね、セットで入って1000円でした。
木乃葉の湯 緑がかった薄茶色、弱い渋系
泉質、色合いは、この前入った宮崎県高原町の皇子原温泉とそっくりでした。
大分県竹田市久住町大字有氏
下ん湯(ラムネ湯) 強い炭酸泉
ほぼ、濁りは無いお湯です。
ちなみに、炭酸度合いは近くの長湯温泉のラムネ温泉館にはちょっと及ばないかと個人の感想です。
大分県竹田市久住町大字有氏
別府の近くの道の駅たのうららでこれを書いていますが、後は18時45分発のサンフラワーで九州にバイバイです。
2025.04.11(木)
別府発大阪行きのフェリーサンフラワーむらさきの船上で朝を迎えました。
大阪湾に入ってきたところで朝日が上がって来ました。
高層ビル大阪府咲洲庁舎の前がサンフラワーの大阪南港フェリーターミナルです。
右の高いのは何かと調べたら関西電力の火力発電所の煙突みたいです。
フェリーは定刻の06時35分に大阪南港に着岸しました。
帰路の途中、R25を走行していたら、奈良、三重の県境辺りでまだ桜が見頃だったのでちょっと下りてみました。
奈良県山辺郡山添村中峰山
伊賀にも立ち寄って、
心念寺のしだれ桜
すでに散り始めていました。
三重県伊賀市上野西日南町
このあと、13時頃には無事帰宅しました。
m(_ _)m 最後までご覧いただき、ありがとうございました m(_ _)m
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