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滝めぐり 飛騨小坂


2泊3日の予定で飛騨の小坂町あたりの滝を巡ろうと思います。
小坂町の御岳山山麓には滝が200以上もあると言われています。
大半は沢登りしながらのきついところにあるんでしょうけど、
こちらはそんな技量も装備も体力もありませんのでごく簡単に行ける場所を廻ってこようと思います。

2017. 05. 22 (月)


朝家を出て、11時前に起点となるひめしゃがの湯に到着。
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日本屈指の天然炭酸泉は、飲めば炭酸水のようにジュワジュワするし、
豆腐をこれで茹でればとろとろに溶けてしまいます。
温泉は今日の最後のお楽しみとし、レストランで早めの昼食だけ取ってさっそく近くの滝を巡りました。

がんだて公園に駐車して、最初の滝を目指しました。
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椹谷(さわらたに)沿いに出来た遊歩道を歩くと最初の滝、三ツ滝です。
落ちながら向きを変えているので、三段の滝全部を一つの画面に収めるのは難しいです。
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次の滝は、三ツ滝の上流ですが少し離れているので車で近くまで行きました。
カラ谷が椹谷に流れ込むところにある滝、あかがねとよです。
「あかがね」は、赤く苔むしていたことから銅のようなの意味で、「とよ」は屋根の雨どいのようなの意味です。
縦に割れた柱状節理を樋のように削った姿が面白い滝で、水量が減少すると枯れることもありますが、
溶岩の内部を伏流水となって流れているため滝壺の水が枯れることはありません。
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あかがねとよとぼぼ同じ場所で、カラ谷と椹谷(さわらたに)の出合いの椹谷側に架かる唐谷滝です。
谷名と滝名が合わないように思うのですが・・。
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林道を更に上がっていくとしっかりした駐車場があるのでそこに車を止めて、次の滝を目指します。
片道2.2km約50分の工程です。
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ちょっと甘く見てました。
歩きだして直ぐのつづら折は16に折れていて濁河川まで標高差推定200mを一挙に下っていきます。
これの上り戻しが帰りの最後に待っているんですからバテました。

つづら折を降りきったところ、濁河川に架かる吊橋(左)と、少し行ったところの「オシダの森」(中)、さらに進んだところから対岸に見える「あまどり岩」です。
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日本の滝100選、根尾の滝です。
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予定の滝は全て見終わって、今日の夕日は、ひめしゃがの湯から。
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この日は道の駅 「南飛騨小坂はなもも」にて車中泊でした。
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2017. 05. 23 (火)


道の駅 南飛騨小坂はなももで朝を迎えました。
快晴です。
今日は濁河温泉周辺の滝を巡ります。
濁河温泉に行く途中、K441沿いで滝の看板が目に留まったので寄ってみました。
すげたたにばしという橋の下にありました。
銀右衛門滝です。
小さいですが苔が綺麗なのが特徴の私好みの滝でした。
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だいぶ上がってきました。
ここからは御岳山山麓兵衛谷、濁河川の谷が一望できますが、
この台地は54000年前の御嶽山の噴火によって流出した溶岩流によって形成されたもので、
溶岩流は約17km流下し、ひめしゃがの湯のところがその先端となるんだそうです。
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濁河温泉に着きましたが、温泉に入る前に一つだけ材木滝という滝に寄りました。
高原スポーツレクリエーションセンター入口ゲートの近くに入口がありました。
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道路から30~40分ほど山道を歩きますが、
最後に標高差およそ80mの谷に一挙に下ると
ちょうど滝前右岸の温泉が湧き出てできた堆積物の小山の横を抜けてすぐに滝前となります。
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手を抜くので白トビがみっともないですね。 何のためにフィルターを買ったやら・・(≧▽≦)

 





帰りのしょっぱなの上りは斜度40度ぐらいはありそうで本当にきつかったです。

材木滝までの山歩きで大分汗をかいたので直ぐに町営の露天風呂で汗を流しました。
平日とあってほとんどお客さんはいなくて、独り占めです。
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温泉から出た後、すぐ近くの緋(ひ)の滝に行ってみました。
町営露天風呂の入口のすぐ隣から川の方に遊歩道があり観瀑台に行くことが出来ます。
観瀑台から急な道を下るともう一つ観瀑台があり、こちらの方がよく見えます。
川まで下りる道は無さそうです。
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次は白糸の滝です。
温泉街の道路からよく見えるので、滝前に下りることもなさそうです。
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今日の最後は仙人滝です。
御岳山の登山道を少し上がり、看板のある所を左に入っていくとほどなく滝前に行くことが出来ます。
まさに名のごとく(川のことです)川の水は薄く濁っていて沢全体で水に浸かった岩石は温泉成分で茶色く変色していました。
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滝の左岸の地層を見ると、岩のような溶岩流の層と、小石がゴロゴロと混ざった火砕流の層が見事に確認できます。



仙人滝の滝前右岸側に、清水がしたたり落ちる場所があり、水滴が日の光でキラキラきれいだったので撮ってみました。

   

濁河温泉はしばらく来なかったらなんかだいぶさびれた感じになっていました。
支援の意味で?今夜は旅館御岳さんに飛び込み宿泊です。

最後に、今日見かけた花たちです。

小坂町から濁河温泉に上がってくるK441沿いでは白いガクアジサイでしょうか、いっぱい咲いていました。



材木滝までの山道ではエンレイソウが見頃でした。







濁河温泉周辺ではまだ桜が咲いていました。
小さな花です。 霞桜か高嶺桜か不勉強です。






2017. 05. 24 (水)


滝めぐりの最終日です。
濁河温泉の旅館御岳さんの朝、天気はどんよりとした曇り空です。
いま雨は落ちていませんが、今日は降られるかも知れません。
これから帰るんですが、帰り道にあるいくつかの滝に寄りながら帰る予定です。
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今日最初の滝は旅館御岳さんの渓谷露天風呂に行く途中で見れた女滝です。
伏流水が岩の割れ目から流れ出て出来た滝なのでこの名が付いたとか。
枯れることが多いみたいです。
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ところで、ここの渓谷露天風呂は谷底近くにあり、旅館からは160段の階段を下りなければなりませんでした。
お年寄りにはちょっときついだろうと思いますが混浴というのが唯一の売りでしょうか。
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こちらに上がってきた時御岳と溶岩台地を撮影した場所で再び撮影。
今日の御岳は大部分雲に隠れて見えませんでした。
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ところでここには馬の鞍滝の看板があり、昨日ちょっと探したのですが見つけられませんでした。
ところが今日は滝の音がしっかり聞こえます。 音の方向に谷をのぞき込むように探すと・・、ありました。
馬の鞍滝の遠望です。
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帰りで最初に立ち寄ったのは乗政大滝です。
下呂から広域農道を走って乗政に出ましたが結構走りやすい道でした。
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次は、乙女溪谷の滝です。
ここの代表的滝は夫婦滝ですが、現在はルート上で崩落の危険があるとのことで通行止めとなっていました。
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行けるところで2つの滝を見ることにしました。
乙女溪谷の遊歩道は、ほとんどの部分広い木製の歩道となっていて、相当手間のかかったものでびっくりしました。
雨に濡れるとちょっと滑りやすくなるのが難点です。

 



先ずはねじれ滝が見えてきました。
遊歩道からしか見れなく、しかも木の枝によって全体が見られないのが残念でした。
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最後は和合の滝です。
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ルート上にはシャクナゲの群生地もあり今ちょうど見頃でした。





滝は以上で、この後帰路につき、19時前に無事帰宅しました。

最後に、帰宅途中で撮った花の写真をいくつか・・
花付と色が見事なツツジ(左)と、ナニワイバラ(右)です。
 



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