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お燈まつりリベンジ南紀滝めぐり




2020.02.03 (月)


2月6日に行われる神倉神社のお燈まつりに合わせて
南紀の滝めぐりに出かけてきました。
お燈まつりは昨年も来たんですが、
いい場所で写真に収めるにはあらかじめ入山許可をもらっておかなければならないことを知らずに、
結局写真が撮れませんでしたの今回はそのリベンジとなります。

ちょっと先乗りして出かけ、滝を巡ろうと、昨夜のうちに串本近くまで来て車中泊していました。
ということで、朝一から滝めぐりをしました。

まず最初は、串本町上田原にある庄下(しょんこう)滝です。
梅の平ゴルフクラブの入口をちょっと過ぎたところの小さな橋の袂に駐車し、
沢沿いに林道を歩くと5分ぐらいでした。
三方を岩で囲まれた滝壺で、滝の正面には立てません。
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落差は10mです。
  


次はK227沿いに落ちるイガミ滝です。
目測落差は4m、滝の落ち口の大きな甌穴がチャームポイントです。
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次への滝の途中に虫喰岩がありました。
この辺りはもう梅が咲き始めていました。
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古座川町に入って、
月野瀬で林道に入って、銚子の滝七珍宝の滝姫川の滝を目差しました。
峠を過ぎてしばらく行くと銚子の滝(滝見台)200mの標識がありました。
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谷に下りるので行きは下り帰りは登りで、200mとは言ってもそれ以上あるように感じました。
(滝見台)というので遠望かと思ったら滝の直ぐ前でした。
銚子の滝、8mです。
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下流に七珍宝の滝があるとのことなので、下流側に延びる道をすこし行ってみることにしました。
直ぐに斜めに登っていく道と沢沿いに下る道に分かれますが、沢沿いに進んで一度渡渉、
そのまま進むと左下に滝が現れました。
まだ100mぐらいしかきてませんが、大きさからして七珍宝の滝で間違いなさそうです。
そこは急で下りれないのでちょっと先に進んで、こんなガレ場を下って谷底に下りました。

落差は13m、末広がりのいい滝です。
しめ縄が張ってあります。
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岩は那智黒みたいに真っ黒です。


二つ見れたのは良かったですが、100mちょっとぐらいしか離れていないのに
容易に行き来出来ないのは残念ですね。


林道に戻って、今度は反対の谷にある姫川の滝への下り口を探しながら下って行きました。
すると途中で、恐らく最近崩れたように思われます。
人でも埋まってないかなんて思いましたが、危険なので近づくのはやめました。
(ほとんど車なんて通らない林道ですからまあないでしょう)
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ということは、
姫川の滝に行くにはいったん峠まで戻り、町民の森経由で一旦下まで下って、
先ほどの林道を反対側から入って滝を目差さざるをえないことになりました。
下りる途中の景色です。
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こちらも道路脇の展望台から。
橋杭岩、そして串本と大島を結ぶくしもと大橋がよく見えました。
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鬮野(くじの)川を下流から入って、姫川の集落を過ぎたところで先ほどの林道側に進まずにまっすぐ行き、
そのすぐあと右に分岐して川沿いに林道を終点まで行ったところが滝でした。


姫川の滝です。
落差は10mです。
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雑学:くじは、くじ引き、宝くじのくじです。



そして今日最後は、串本町津荷にある堀切の滝です。
ここも、途中から道が狭くなるので、安全を考慮して電チャリを出動させました。
落差は4mですが横広で、青くて大きな滝壺を持つ滝でした。
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右側の部分は取水のための石積みの水路が造られていますが、
美観はそれほど失われていないのがいいですね。




今日の滝めぐりを終えて、
今日は串本町田原の国民宿舎あらふねリゾートに宿泊です。
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2020.02.04 (火)


串本町田原の国民宿舎あらふねリゾートで朝を迎えました。
ここに宿をとったのも、冬の早朝にこの前の海岸で発生するけあらし(海霧)を
カメラに収めたかったのですが、この日は結局出ませんでした。
恐らく気温が低いほど発生しやすいんでしょうが、この暖冬で出なかったようです。
しょうがないから朝食前、近くの海岸で朝日だけ撮影してきました。
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兜島越しに上がる朝日です。


  

鋏島の狭い水路を漁船か港に戻って行きます。



チェックアウトを済ませ、今日も滝めぐりに出かけます。

今日は古座川の支流小川の上流部を廻る予定です。
小川には上流部の神玉神社のところで成見川が注ぎ込んでいますが、
この成見川の枝沢にいくつかの滝があります。
神玉神社あたりから先の林道は、上からの小さな崩落が道路の半分ぐらいを塞いでたりしていましたが、
それでも軽トラは入ってましたけど
私のハイエースは無理だと判断して、神社の橋の袂に置いてあとは電チャリの出番でした。

先ずは一番奥の足郷谷に落ちる滝を目差しました。
林道に架かるあしごうたにばしの袂からから滝までの道程は、一応道はわかるものの、
なだれて足掛かりがおぼつかない箇所が随所にありちょっと苦労しました。
着きました、足郷谷の滝、落差は10mです。
滝壺のブルーがきれいでした。
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下流10mぐらいの右岸から沢が入っていたので先はどうかとちょっと覗いてみました。
落差3mぐらいの小滝がありました。



林道を少し戻って、次は赤滝谷の滝を目差しました。
成見川に架かる吊橋が目印です。
最初は危なげな道はありましたが、途中からわからなくなり沢の遡上となりました。
赤滝谷大滝、落差40mです。
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次は大出谷の滝ですが・・・
谷の入口に落ちる段瀑とその少し上の小滝です。
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この小滝を左から大きく高巻いて上流に下り、
しばらく沢を遡上しましたが道らしいものも、しばらく滝がありそうな雰囲気もないので
ここは残念ですが諦めました。
そして、これは帰ってから調べ直してわかったことですが、ここは大出谷の一つ上流側の谷だったようで、
この谷のあと涸沢だからと通過してしまったのが大出谷だったようです。
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林道をさらに戻って、次は栃山谷の滝です。
途中、小滝のところで道が崩れて通れなかったので沢に下りました。
道は右側ですが通れそうもありません。
左はたぶん農業用の水路跡があったのでそちらから越えることが出来ました。


そこから沢を遡上すると滝が見えてきました。
栃山谷夫婦滝、35mです。
右が雄滝、左が雌滝ですが、雌滝はほとんど水量がありませんでした。
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ここも、黒光りした岩が印象的でした。


この上にもまだ滝があるんですね。
滝屋のえだ2さんのレポートでは左を高巻いたとか、はっきり言って私には無理だと思いました。


この林道の成見川の対岸に落ちていた滝を2つ。
10m、8mクラスです。
  


成見川を後にして、小川を少し下ったところで
左岸から流れ込む川が小川と落ち合うところに架かる戸矢倉谷の滝です。
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そろそろ時間なので串本まで戻って
今日宿泊の大江戸温泉物語南紀串本にチェックインのあと夕日を撮ってきました。
日の入りギリだったので場所を選べずつまらない写真でした。
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2020.02.05 (水)


大江戸温泉物語南紀串本での朝、朝日は大島の方角から上がります。
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今日も滝を巡りますが、
昨日の疲れが多少あるので、今日はあんまり山奥に入らずにしようかと当初の予定から変更しました。

ということで今日最初は、古座川町の神水瀑15mです。
整った美しい滝でした。
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そして割と近いところの潤野下(うるのした)の滝12mです。
砂防堰堤の奥に落ちる滝で、道路から近いのでお手軽滝と思いきや、
堰堤の後ろに下りる階段の下は膝上ぐらいのプールが出来ていて、
ウエイダー着用でないと滝前には行けません。
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右岸から滝上にかけしっかりした道があったようですが、岩が崩れて通れなくなっているようです。



次はR371から山越えで吐生(はぶ)の滝に行こうとしたら、
途中が道路崩落で通行止め、やむなく一旦海岸まで戻り有田から上り返しました。
白衣観音の後ろに落ちる滝ですが、わずかに滴るだけで残念でした。
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次はもう一つ西の谷の才助滝を目差しました。
相当谷の奥で、道路も書かれてませんが大丈夫でしょうか。
案の定、谷に入ってちょっとしたらハイエースでは難しくなったので、
奥から2軒目の前の数台停めれる駐車スペースに車を置き、再び電チャリの出番となりました。
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順調なのは最初だけ、あとは小さな落石、崩れ、杉の枝、葉っぱで大変なこととなりました。
電チャリをノーパンクに変えたのは正解でした。
それでも下はずっとコンクリートが敷かれていて、乗れるとこは乗ってやっぱり歩くよりは全然楽で助かりました。
(写真は帰りに撮ったもので、道路はほとんど左岸を走っていました。)
  

なんとか到着しました、才助滝27mです。
お堂を挟んで左の雄滝と右の雌滝がありました。
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雄滝です。


  

雌滝です。


  

真ん中のお堂は無残にも崩壊したままでした。


今回も大活躍の相棒は、PanasonicのOffTimeで、ノーパンクタイヤを履かせています。



今日は滝めぐりを早々に切り上げて、双島の見えるところで夕日を撮ってみました。




きれいな夕日でした。
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明日はいよいよお燈まつりです。


2020.02.06 (木)


昨夜は、道の駅くしもと橋杭岩で車中泊でした。
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いま、今年一番の寒波が来ているとかで
もしかしたら田原海岸のけあらしが出ているかもと思って日の出に合わせ出発しました。
案の定、少し出ていました。
R42沿いにはカメラマンの三脚がけっこう並んでしました。
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漁船が戻ってくると一斉にシャッターがなります。








弱かったけどけあらしも見れて、満足しながら次を目差しました。


お燈まつりは夜なのでそれまでに2つだけ滝を見て、あとゆっくりしようと思います。
最初の滝は、新宮市木ノ川まできて、仁の滝です。
落差はいろいろ書かれてますが、私の目測で20mとしておきます。
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二つ目は三重県に入って、紀宝町高岡の那智郷の滝です。
林道終点から見下ろして見える滝は一番下の滝で、こんなものかと思ったら後ろに美瀑が控えていました。
3つの滝からなり、メインは真ん中の落差5mほどの美しい斜瀑です。
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一番上の滝です。



今日の滝めぐりを終えて、
このあとは「お燈まつりは男のまつり 山は火の滝、下り竜」と唄われたお燈まつりです。

速玉大社神倉神社の入山許可証をいただいたあと
神社の駐車場に車を置いて16時に電チャリで神倉神社に向かいました。
電チャリを参道の外にデポし、見上げるような斜度の石段を登って、先ずは神倉神社に参拝しました。
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神倉神社からは新宮が一望できます。
このあとお祭りがあるとは思えないほど、人もいないし準備らしいあともないのが不思議でした。
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そして決められた撮影エリアにカメラをセット、
鳥居が入る位置が定番ですがすでにいっぱいで入る余地はありませんでした。
それにしてもあと3時間強、
寒い中をここで待機するのは結構忍耐が必要です。
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三々五々、白装束で腰に荒縄を巻いた上り子たちが上がってきました。


暗くなっても上がってくる列は途切れません。
これだけの人が居るだけのスペースがあるとは思えなかったんですが・・・、とにかくすごい人数です。
他所からの人も装束さえ整えれば自由に参加できるようなのでそうとう混ざっていますね。
朝日新聞デジタルの記事によると、今年の上り子は1768人と出ていました。


儀式のことはわかりませんが、上り子が全て上がり終わったら、
松明が下って行き(左)、そのあと、下から松明が上がってきました(右)。
恐らく、この火で上げ子の松明に着火するんですね。
  

20時、お祭りのハイライト、火の着いた松明を持って上げ子が先を争うように山を下ります。











早いのは先頭部分だけで直ぐに渋滞になってしまいます。
しかも8割方の人はすでに松明の灯が消えかかっていて、想像してた迫力はありませんでした。





あとから来て自分の目の前に割り込んで写真を撮るこの非常識な方は、
話を聞いていたら、なんでも写真集を出しているような名のある方のようですが
こうでもしないといい写真は撮れないんですね。



あまりいい写真は撮れませんでしたが、
一応撮ってみたいという思いだけは叶いました。

  


今日は速玉神社近くの熊野川の河川敷臨時駐車場で車中泊して、明日は帰路につきます。
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  2020.02.07 (金)


今回の旅の最終日です。
昨夜はお燈まつりをみたあと、こんな製紙工場の夜景iを遠くに見ながら車中泊でした。
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今日は帰路につきますが、帰りがけに簡単に寄れる滝を見ながら帰ります。

最初は、熊野まで来て再訪の清滝55mです。
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そして、尾鷲まで来て、鮎止の滝です。
中川本流に架かる落差7mの滝で、
今日は2条で落ちていましたが、水量次第で川幅いっぱいに落ちたりしそうです。
滝壺は取水のための堰が造られていました。
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こちらは少し上流にあった無名の小滝です。
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同じく尾鷲のかくれ滝、目測落差6mです。
かくれ滝といってもR425沿いの大きいやつではなく、K155の道の下にまさに隠れるように落ちていました。
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横には何という植物なのか、気根のようなものがいっぱい垂れてました。
  


そして今回の旅の最後の滝は、これも尾鷲の馬越不動尊に落ちる馬越(まごせ)峠不動滝です。
馬越(まごせ)峠越えの熊野古道途中から左に分岐した先の馬越不動尊横に落ちていました。


20mぐらいはあるでしょうか。
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ここは連瀑帯となっていて、下流まで滝が続いていました。
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このあと帰路につき、18時30分無事に帰宅しました。




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