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温泉と滝めぐり 塩原




2022.10.12(水)


全国旅行支援が始まったので、さっそく使ってみようと奥塩原温泉辺りの宿をあたったら一件ヒット。
2連泊でとって、昨日の夜家を出ました。
昨夜は河口湖畔で車中泊。

明け行く富士です。
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まだ薄暗い中、
露出時間を色々変えながら撮っていたら、オーバーで撮ったものの中に・・・、この感じ好きかも。







05時45分、わずかに雲か赤味を帯びてきました。



富士もちょっと赤くなってきたけど、染まったのは一瞬。




宿の予約はちょっと先なので、今日はこの辺りの滝をなめることに。
一番近いのが富士河口湖町の母の白滝、落差15mの幅広の分岐瀑です。

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木の裏に隠れるように居るのは、お不動様ではなくで役行者さま。

  

直ぐ上には落差10mの斜瀑、父の白滝です。





上から。




次はお隣、富士吉田市の白糸の滝です。
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連瀑帯で、下の方を下見の滝といいます。

  

急な道を上がると最上段に白糸の滝です。
落差が150mとあるのは、
最上段の白糸の滝から下の方の下見の滝までの高さと思われ、最上段の白糸の滝の目測落差は20mほどでした。
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隣の谷に移って、西桂(にしかつら)町の神鈴(しんれい)の滝です。
ここも連瀑帯で、1枚の岩盤の上をいくつもの小滝が独立しながら連なり、沢に沿って立派な遊歩道が整備されていました。
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下流から。









  



  





最上流部の滝は自然に似せた人工の砂防堰堤とのことですが、近くで見ても判らないほどで今でも信じられないほどの出来栄えでした。
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次も西桂(にしかつら)町の天の滝、地元の方は「あまんだき」と呼んでいました。
滝までの行き方を調べてなかったので、ここかなというところから行ってみました。
発電施設のところで2つの川が合流していますが、滝は手前側の川を少し遡上したところに落ちていました。


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行き方が不明確で訪れる人はすくないみたいだが、落差10mの直瀑と潜流瀑で構成されたもったいない美瀑。
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岩もまた見ごたえあり。




次の太郎次郎滝は都留(つる)市に落ちる観光滝です。
こんなところが滝の遊歩道の入口です。
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遊歩道を川の上流方向に100mほど進む間にいたる所から潜流水が垂れていますが、
一番奥にひときわ大きい落差10mの二筋の滝が落ちていました。
どちらが太郎でどちらが次郎なのかは定かでありません。
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次も都留(つる)市のおなん淵の滝です。
落差は4mとさほど高くありませんが、鹿留川本流に落ち水量豊富で大きな滝壺を持っていました。
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滝前から下流側を見れば石造りの水路橋がありました。




今日最後は、都留(つる)市の桂川本流に落ちる田原の滝です。


松尾芭蕉 「勢(いきお)ひあり 氷消えては 滝津魚(たきつうお)」

下流の佐伯橋からの観瀑がメインとなります。
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最上段だけが天然瀑で、下の二段は美観を考慮して造られた砂防提です。
まあ、いろいろな意見があるとは思いますが、
出来るだけ景観を守ろうと努力なされたことに対し私としては敬意を表したいと思います。

  

近くに観瀑台がありますが、最上段はほとんど見えませんでした。




今日の滝めぐりを終え、中央連絡道経由で塩原方面に向かいましたが今夜は上河内SAで車中泊です。
明日から塩原周辺の滝をめぐります。


2022.10.13(木)


東北自動車道上河内SAで朝を迎えました。
曇天の空ですが、雨は降っていません。
今日は那須塩原市の塩原渓谷に入って塩原温泉まで時間の許す限り下から順に滝をめぐります。
そして今晩から温泉旅館に2連泊となります。

東北自動車道の西那須野塩原ICを下りてR400で塩原渓谷に入って行くと最初にあるのが梵天の滝です。



回顧(みかえり)園地歩道を入って行くと直ぐにあるのは不動の滝です。
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滝前の小橋を渡り、そのまま奥に隣の沢まで進むと落差10mの梵天の滝の滝上です。
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道のない左岸斜面を下って。

  


そして、この沢の下流にある回顧(みかえり)の滝に行ってみます。
間近で見るには、急斜面を箒川まで下りないと見れない滝ですが、塩原ダム湖の水位が高い時は川に下りれない場合があるようです。
(少し下流の回顧(みかえり)の吊橋を渡ったところに遠望できる観瀑台があります。)
回顧(みかえり)トンネルの西口の回顧(みかえり)園地の大きな案内板の後ろが下り口となり、箒川まで踏み跡が続いていました。
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箒川に降りる途中にあった無名滝です。
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箒川の川原より、回顧(みかえり)の滝、落差55mでこの辺りでは一番高い滝です。
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次はR400の旧道を横切る沢に落ちる仙髷(せんぜん)の滝で、道路からでもよく見えるお手軽滝です。
落差は15mといわれていますが、目測では10m前後かなと思いました。
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こちらもR400の旧道沿いで連珠(れんじゅ)の滝、落差は15mといわれています。
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さらにもう一つ、猿臂(えんび)の滝です。
調べれば猿臂、猿髭、猿臀と3つも違う漢字が出てくるし、googleでは猿髭(えんび)の滝と2つ載っているよく判らん滝名ですが、
一番多く使われる漢字で書くことにしました。
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落差は10m、自分好みの美瀑でした。

  


近くに留春(りゅうしゅん)の滝があるはずなんだけど、よくわからんかった。
googlemapもいつもだいたい2つぐらい位置表示するのでほんと困るわ。
よく調べて明日か明後日あたりに行ってみる。


次は竜化の滝に行きます。
広い駐車場に停めたら、



よく整備された遊歩道を700m歩きます。







橋の向こうに風挙(ふうきょ)の滝が見えてきました。

  

風挙(ふうきょ)の滝、落差10mです。
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ちょっとひょんぐってる。

  



そして竜化の滝に着きました。
奥行きのある狭い谷に三段になって落ちる落差40mの滝でした。
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ここももうじき色づく。




竜化の滝の遊歩道から落ち口だけ見えた抛雪(ほうせつ)の滝、目測落差15mです。



観瀑はR400の旧道に架かる澄鮮(かんせい)橋からで、木々の梢でよく見えなかったが、
冬に木々の葉が落ちるとよく見えるようになるようです。
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そして布滝は、箒川本流に落ちる目測落差5mほどの渓流瀑です。
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左岸上流側から近づくと、細かな柱状節理が一面に広がっていました。


無理したら正面から見れる位置に行けそうだったが自重、横からで我慢しました。




今日最後の滝は、観光ホテルの下に二条になって落ちる七弦(しちげん)の滝です。
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人工導水の滝かと思われるかもしれませんが、正真正銘自然の滝で、落差は15mです。






滝めぐりを終えたころ、ちょうど霧雨の様な雨が降ってきた。
午後4時、少し早いが早めに宿にチェックインして、あとは温泉につかりながらゆっくりしよう。
お天気は下り坂、明日はどうなんでしょうか。


2022.10.14(金)


奥塩原の塩の湯温泉で朝を迎えました。
結構古い旅館でした。
食事へ行く渡り廊下は、鴬張りのような感じでしたが、藤七温泉のように波打ってまではいませんでした。
外階段を88段降りた川岸にある混浴露天風呂が売りのようです。
宿泊客も一人旅のジジババが結構いるのに驚きました。

夜の間雨音がずっと聞こえてましたが、朝には上がってくれましたので一応計画通りに進めようと
上流にあるスッカン沢を目指しました。
30台ほど停めれそうな駐車場に着くと、自分を入れて車は3台、ここは少し歩く距離があるので勝負服に着替えて出発です。
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(写真は戻ってきた時に撮たものです)

遊歩道の入口はこんな階段の下りから。
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すぐ前をアベック(死語?)が横になって手をつないで歩いてます。
やめれ、山道では!
まぁ、横になって歩きたくなるほど広く立派な遊歩道でした。

最初の滝は素廉(それん)の滝
対岸の斜面に、恐らく湧水が落ちているんでしょうが、木々にか隠れてよく見えませんでした。
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次に遊歩道下に仁三郎(にさぶろう)の滝が見えてきました。
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もちろん滝前に降りてみました。
下流の右岸にはいたるところで湧水が落ちていました。



近くで見る目測落差8mの滝は、水量も豊富で大迫力でした。

  



  


遊歩道に戻るとすぐに雄飛(ゆうひ)の滝展望台がありました。
仁三郎(にさぶろう)の滝で降りたところを下流に進めばすぐに雄飛(ゆうひ)の滝の滝上だった。
なお展望台からは滝の一部がちらっと見えるだけで、みんな残念がって引き返すんでしょうね。
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一応、滝前への行き方を調べておいたので向かいます。
遊歩道をさらに下流の方に歩くとやがてスッカン橋がありますがその手前に雄飛(ゆうひ)の滝の滝前へのルートがあります。
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踏み跡程度かと思ったら、以前は登山道並みの道があった形跡がありました。
途中一部が川に削られて無くなったところだけ川に降りますが特に危険なところや水に入るところはありませんでした。
雄飛(ゆうひ)の滝、落差15mです。
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ちょっと無理して狭いところを下りれば正面にも行けそうでしたが、腹がつかえそうだったのでやめときました。


さぁ、案内板ではスッカン橋の先で通行止めとなっていました。
確かに橋を渡った先のループ状に造られた木製の階段がいたるところで落石によって壊されていました。
山腹は薙刀(なぎなた)岩でもわかるように一面柱状節理の崖で、どうもそれらの一部が崩落したみたい。
今まで自己責任の名のもとになんども通行止めの先に入らせてもらったので
今回も十分注意しながら通らせてもらいました。
(これを見て通行止め区間において事故に遭われても責任は負いかねますのであくまで自己責任でお願いします。)
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こんなところもありましたがこれは倒木ですね。
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通行止め区間を通ってみて、
危険地帯はスッカン橋から見える範囲の節理の落石の部分だけということがわかりました。
確かに大規模な上部崩落でもあればひとたまりもありませが、どこの登山道でもあるかもしれないロシアンルーレットみたいな感じです。
通行止め区間を抜けたところのT字路。
ここを左に下れば桜沢に落ちる咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝です。
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見えました。



右が咆哮(ほうこう)の滝、左が霹靂(へきれき)の滝、どちらも落差は10mほどです。
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咆哮(ほうこう)の滝はわずかしか水は流れていませんでした。





霹靂(へきれき)の滝の方は水量もあっていい感じです。



  



  




では、今日最後の滝に向かいます。
先ほどの分岐まで戻って、そのまま真っ直ぐに上がっていって、桜沢に架かる雷霆(らいてい)の吊橋も渡って・・・
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大きな桂の木を写真に収めて・・・
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逆光の中、見えてきました雷霆(らいてい)の滝、落差は10mほどです。
今回どうしても見たかった滝です。
なお、googlemapで表示される位置よりはもう少し奥なので国土地理院の地図で確認ね。
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頂点から分岐を繰り返しながら、跳ねることもなく滑るように流れる滝姿はいつまでも見ていられます。



  

ひとしきり遊んだあと、心残りを振り払う最後の一枚を撮って戻ることにしました。




帰り道、次々目に入る被写体が、疲れを忘れさせてくれます。



  


今日の滝めぐりを無事終えて、今晩も奥塩原の塩の湯温泉の宿で2泊目です。


2022.10.15(土)


奥塩原の塩の湯温泉旅館で二日目の朝を迎えました。
曇りがちとは言え雨の心配はなさそうです。
最後に川岸にある露天風呂で朝風呂に浸かってから出発です。
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料金は全国旅行支援で40%OFF、じゃらんのクーポンで3000円OFF、それに栃木県のクーポン2泊分で6000円分が頂けました。

今日最初の滝は、二日前によく判らなかった留春(りゅうしゅん)の滝です。
滝の位置は下塩原バイパスの留春(りゅうしゅん)大橋のほぼ下で二日前に一応滝があるなあと確認したもので合ってました。
降り口はというと、二日前に訪れた猿臀(えんび)の滝の先にある猿岩トンネルの西口ということが解りましたが、
そういえばあそこは道路下法面の工事中で、あまりよく見ずに通過ちゃったなぁ。
ちょうど今日は休工日なので通れそうです。
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川まで下るとありました、吊橋。
吊橋があるらしいことは知っていましたが、大橋の上から探しても見えなかった訳だ。
大橋の真下で、覗き込んでもこれでは見えません。

  

落差15m、留春(りゅうしゅん)の滝です。
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対岸、つまり猿臀(えんび)の滝の下流にも無名滝がありました。
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あとでわかったことで、実は猿岩トンネルの東口の横から行った方が近かったりします。



心残りがすっきりとはれました。


あとは今日の計画に沿って、矢板市に入って先ずは観光滝と化したおしらじの滝です。
昨日の雷霆(らいてい)の滝の上流部になります。
駐車場からそろそろ色付き始めた遊歩道を10分ほど下ります。
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おしらじブルー、落差は6m。
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滝壺のブルーは本当にきれいだったものの、(事故があったからなのは判っていますが)柵で制約された観瀑場所、
次々に訪れる訪問者で写真を撮る順番待ちなど、ちょっと興ざめでした。
土曜だったので特に多かったのだと思うけど、大勢いる中では悪い見本も見せれないし、早々に引き上げました。


次は八方峠を越えて矢板方面に下って赤滝、落差15mです。
滝上の路肩駐車スぺ―スに車を止め、先ずは滝上から覗いてみました。

  

滝上の渓相



滝入口を下りればすぐに滝前です。



ちょうど滝行をされてる方がみえてました。
昔からの滝行の場だそうです。
了解をいただき撮影しアップしました。
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対岸には神社もありました。



下流の渓相




次は栃木県民の森内に落ちる創造の滝、落差4mです。




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少し上流の傾聴の滝、目測落差3mです。
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一応今回の滝めぐりの計画はすべて消化したのでそろそろ帰ることにしました。
といっても今日は佐野SAで車中泊し明日戻ろうと思います。


2022.10.16(日)


東北道佐野SAで朝を迎えました。
今回の旅を終えてこれから帰ろうと思いますが、
帰りの途中で、どこかICの近くに滝があれば2、3ヶ所ならば寄ってもいいかなと調べた結果、
中央道上野原ICで途中下車し2カ所の滝に寄っていくことにしました。

一カ所目は、西澤の滝(三段の滝)です。
道路から西澤沿いに鶴川まで下る間に3つの滝、いずれも目測落差10mを見ることが出来ます。
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道路からも見える静感滝は滝前に降りる道はありませんでした。
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その下の涼感滝は滝前まで道がありました。
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さらに下ると・・・
鶴川まで下りれると思いきや、最後が切り立っていて道もここまで。


一番下に観感滝
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どの滝も筋の細い滝でした。
鶴川の流れ、ここまで下りたなら河原に降りてみたかったなぁ。




そしてもう一カ所は棡原(ゆずりはら)不動の滝
滝は駐車場所から杉木立を通して下に見えていました。



落差は12mです。
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全ての滝めぐりを終え、16時ごろ無事帰宅しました。



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