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津野山古式神楽と滝そして四国遍路を訪ねる旅


昨年に引き続き今年も津野山古式神楽に合わせて四国遍路を訪ね、近くの滝を巡ってきました。
旅のスケジュールです。



2017. 11. 15 (水)


朝家を発って、明石海峡大橋、鳴門大橋を経て四国に上陸。
更に自動車道をひたすら走って16時過ぎに須崎に到着しました。
須崎から津野、梼原方面に向かう途中、少し遅い時間になりましたが計画していた滝に寄ってみました。
落差37mの樽の滝です。
苔むす岩が印象的な綺麗な直瀑でした。
裏見の滝とありますが、時間が遅かったし濡れるのも嫌だったのでやめときました。
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この後、雲の上の温泉まで走って、この夜はそこで車中泊でした。
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2017. 11. 16 (木)


雲の上の温泉で朝を迎えました。
朝方だいぶ冷えたと思ったら木枯らしが吹いて寒かったです。
三嶋神社に行くと、昨年に比べ鳥居や前の駐車場、そして公衆トイレなど新しくきれいになっていていました。
トイレは洋式でしたがこのご時世、折角新調したなら使う頻度は少なくともシャワートイレにするべきでしたね。
10時過ぎから神事が始まり、11時30分過ぎ、宮入から神楽が始まりました。
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宮入(みやいり)−素面四人舞−

これから神楽を始めますという報告と神楽の心得えを確認する舞です。
  〜♪ うれしくも飛び来る玉虫の かけばや袖に光かがやく 〜♪


幣舞(へいまい)−素面二人舞−

これから始まる15種の舞の前奏的なものであり、津野山古式神楽の基本の舞でもあります。
採り物が幣と扇子なので幣舞と呼ばれています。


途中で子供たちの花取り踊りが入ります。








再び神楽が始まりました。

悪魔祓(あくまばらい)−素面四人舞−

天照大神の直系の君たるべき土地に先住していた人々の中には従わない人々もいました。
天照大神の御方針に従わない人たちのことを、あらぶる神や鬼神、悪魔と見立てて、それらを征服されていく過程を劇化した舞です。
四人が刀と扇子をもって舞います。




大蛮も登場です。

大蛮(だいばん)−面舞五方神素面六人舞−

大蛮(だいばん)は、悪魔祓いの後半、中つ国のあらぶる神の象徴として登場します。
あらぶる神を従えるために東西南北の神と中神の五方の神が征服するまでを劇的に表現している舞です。
この大蛮の面は鬼面でありながらも妖気を感じさせない親しみのある面です。
初参りの子どもを一人一人抱いて舞います。 子どもの無病息災の祈願と氏子入りをします。
子どもには地獄のような(笑)舞ですが大人たちは大笑い! ここの氏子は生まれた年から神楽と触れ合えるのですネヽ(^o^)丿


初参りです。


 

今年は10名もいるので大蛮も大変です。
途中休憩を入れながら・・・。


 



神楽は19日もあるので今日はここまで。
明日から2日間宇和島方面のお寺さんと滝を廻ってきます。

時間があるので予定を先出しして滝一ヵ所寄ってみました。
ネットに書いてあった位置が違っていたので地元の方に聞きながら探しました。
林道から沢に入るほんの数十mが道なきブッシュで苦労しましたが、沢に入れば枯れ沢の遡上で苦労はありませんでした。


上流で水音が聞こえていたので諦めずに上がっていくと二段の素晴らしい滝が目の前に現れました。
姥ヶ滝です。
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(左)二段の段瀑で落差は40m。 (中)上段です。 (右)下段です。
  

帰りは左岸に何となく踏み跡らしきものがあるのを見つけて下りました。
林道まで続くのかと思いきや、あと少しのところで分からなくなって最後は少しの間藪こぎとなりました。

この後松野町まで走ってこの夜は道の駅虹の森公園で車中泊でした。
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2017. 11. 17 (金)


松野町道の駅虹の森公園で朝を迎えました。
朝霧が立ち込めていました。

朝一、予定外で奥内薬師堂の大イチョウを見に行きました。
逆杖(さかづえ)の公孫樹(いちょう)と呼ばれ、樹齢数百年と言われる、幹周り11m強、樹高30mの大樹です。
公孫樹(いちょう)の枝を逆さに挿したものから芽生えたという弘法大師説からこう呼ばれるようになったと言われています。
見頃にはまだ少し早かったですが、それにしても大きなイチョウでした。
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ここに来るのに途中でK106から左に入って来たのですが、まっすぐ行くと天ヶ滝という表示からもしかして滝があるのか?
なんて思ってそちら方面に進んでみました。
すると道路から右前に滝の上部が見えたので寄ってきました。
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上がっていくと先ず前衛滝です。
      

そして天ヶ滝。 落差は30mとありますがそれ以上に迫力を感じる滝でした。
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天ヶ滝の向かって右側の小沢には落差9mの姫滝が架かっていました。
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滑床渓谷にやってきました。
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モミジがまさに見頃です。
      









渓谷の遊歩道を進むと最初に三筋の滝です。


少し上がると左岸には鳥居岩です。




そして河鹿ノ滝です。


渓谷の名にふさわしく次々に滑床が現れます。
(左)出合滑(であいなめ)の最上部の辺り。 (右)富士滑(ふじなめ)を上流から。
 

日本の滝100選雪輪ノ滝まで来ました。
本流目黒川に右岸から流れ込む支流に架かる滝で全長300mあり、見えているのは最下部あたりの一部です。
斜瀑をゆっくり流れる水の輪のような流紋が、あたかも白い淡雪を思わせることからこのような名になったということか。
 

本流側には落合渕に架かる小さな滝がありましたが、遊歩道からでは向きが悪くほとんど見えない滝です。


更に上流に進むと千畳敷というところがありますが、
そこまでは大変なので中間あたりの中滑(なかなめ)辺りまで左岸を歩いてみました。
 

折り返しの辺りです。


川を渡り右岸を下ってくると低い滝がありました。
これが玉垂ノ滝でしょうか。 この辺りはどれがどれかよくわかりませんでした。


これで滑床渓谷は終わりです。
この後は宇和島方面に出てお寺さんを廻ります。

41番札所 龍光寺(りゅうこうじ) です。
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次は、42番札所 仏木寺(ぶつもくじ) です。
モミジの綺麗なお寺さんでした。
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予定ではもう一ヵ所廻るつもりでしたがPM5時となってタイムアウト。
明日に回します。

R56(宇和島街道)から法花津湾を望みます。
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この後海岸沿いまで降りて海の見える小さな駐車スペースで車中泊しました。
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2017. 11. 18 (土)


昨夜は暗かったのでよく判りませんでしたが目の前がこんな所での車中泊でした。
昨夜の雨はすでに上がり、天気は回復していく方向です。


ここは愛媛ミカンのふるさと。
昨日廻れなかったお寺さんに行く途中のミカン畑でちょうどミカン狩りをしていたので撮らせていただきました。
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43番札所 明石寺(めいせきじ) です。
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宇和島周辺のお寺さん巡りを終えて津野町に戻りますが途中滝を見ながら戻ります。
最初に立ち寄ったのは計画外の桂川渓谷です。


ここには滝が3つ。
第一キャンプ場の駐車場脇に落ちる、たぶん無名滝です。
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一番奥の滝まで歩いても1kmほどでしょうが、周回する車道もあるようなのでここは近くまで車で行ってみました。
乙姫神社の駐車場に車を停めて、谷を下ると乙御前の滝です。
二段の滝で、中段に取水口が造られてますがこれも含めての景観としてみればこれもまたありですかね。
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右は上段の滝です。
      

左岸の車道を下って行くと右側にに桂川ダムへの道がありました。
車一台ギリギリの道路をダムまで入って行くとその先は狭くなっていてしかもUターンのスペースも全くなし。
なんとかバックで入口まで戻りましたが、ここは車では絶対に入ってはいけません。
この道から遊歩道を谷に下りていくと桶ご渕(おけごぶち)です。
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そこから遊歩道を少し下ると仲の滝です。
幽玄な雰囲気に感動しました。
赤い橋はこの景観にとてもマッチしていると思いますが、左にある観瀑台は無い方がいいと思いました。
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次に三滝渓谷です。
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淵と呼ぶ滝が沢山ありました。
先ずは次郎吉うぶゆの滝です。


左、ジロウ淵と右、タロウ淵です。
      

金属製の遊歩道も随所にありよく整備されていました。


テッポウ淵です。




紅葉も見頃です。
      

この渓谷で一番有名な二見滝です。
渓谷の最深部にありました。
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左の窪川から落ちる滝のトックリ淵と右の中野川から落ちる滝のナベ淵です。
      

左の窪川には更に上に滝が続いていました。
カンス淵です。


二見滝周辺は紅葉も見事。


滝はこの二見滝橋の下にあります。


三滝渓谷から津野町に向かう途中の道路脇にあった無名滝を一つ。
落差は目測10mほどでしょうか。 ロケーションは悪いです。
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津野町に戻って再び雲の上の温泉(住所はとなりの梼原町になりますが)で車中泊でした。
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2017. 11. 19 (日)


雲の上の温泉で朝を迎えました。
今日も風が吹き荒れて寒いのでマフラーと手袋を引っ張り出しました。
今日は諏訪神社の神楽を見ますが、経験からするとそんな早くからは始まらないので
先に長沢の滝を見てきました。
前回来た時よりモミジが綺麗でした。
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ハート形に開いた二つの穴から落ちるということで恋のパワースポットとして売り出し中です。
 

この後諏訪神社に向かいました。
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諏訪神社の秋の祭礼は今まで見た中で一番規模が大きいようでした。
地域の方が店を出していました。




神楽が始まりました。

幣舞(へいまい)−素面二人舞−

これから始まる15種の舞の前奏的なものであり、津野山古式神楽の基本の舞でもあります。
採り物が幣と扇子なので幣舞と呼ばれています。
 

独特のリズミカルなお囃子が胸に響きます。
 

天の岩戸(あまのいわと)が始まりました。

天の岩戸(あまのいわと)−面舞一人舞−

天照大神(あまてらすおおみかみ)が須佐男(すさのお)の乱暴を憎んで天岩戸に隠れられ、世の中が真っ暗になってしまいました。
八百万の神々は岩戸の前に集まって舞いました。
天佃女命(あめのうずめのみこと)の舞がおかしくて一同が笑い出したので、天照大神は何事が起ったのかとすこしだけ岩戸を開かれました。
手力男神(たじからおのみこと)がすかさず岩戸をこじ開けて天照大神を引き出しました。
そして、ようやく世の中が明るくなっという古事記の内容をアレンジした舞です。
手草(たぐさ)とは天佃女命が天の香山の日影かづらをたすきにかけ、天の真折(まさき)を髪飾りにして、
天香山の小竹葉を手草に結んで踊ったという古事記の中から手草と名付けたものと思われます。
天の岩戸は唯一の女舞です。

手草(たぐさ)/歌ったり舞ったりするときなどに、手に持つもの。神楽の採り物としての笹など。
天の真折(まさき)/テイカカズラと考えられているが、ツルマサキ、サンカクヅルとする説もある。


 

神楽も二日間十分楽しんだので午後の早いうちに次の目的地に向かいました。

最初は追合(おいあい)の滝です。
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滝の降り口から2kmほどで四万十川源流点があるというので行ってみました。
駐車場に来ましたが、源流点はここから不入山(いらずやま)への登山道を25分ほど上がっていった途中にあるようです。
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源流点の看板には滝の写真が載っており、それに釣られて行ってみましたが、登山道の登りが結構きつかったのに
源流点をみてやられた〜と思いました。
源流点の為だけなら行く必要はないですね。
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次に中津渓谷に向かいましたが、途中2カ所寄り道です。
風の里公園です。
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北に鳥形山の石灰採掘鉱山が見えました。


そして長者の大銀杏です。 下の段々畑(長者の棚田)が綺麗でした。
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中津渓谷にやってきました。
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凄まじい渓谷美です。




      



ここのメインは雨龍(うりゅう)の滝です。
地下から見上げるような空間と水によって造られた造形美、ただただ見入ってしまいました。
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この日は中津渓谷ゆの森温泉で入浴、夕食のあとここの駐車場で車中泊でした。
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2017. 11. 20 (月)


中津渓谷で朝を迎えました。 風邪をひいたみたいで、昨夜は喉が痛く咳とタンが出て大変でした。

今日最初は日本の滝100選大樽の滝です。
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前の公園の紅葉がきれいでした。


駐車場から滝までの間にも小さな無名滝がありました。
 

ここからしばらくはお寺さんが続きます。

35番札所 清滝寺(きよたきじ) です。
サッカーの前園がチャリで走り回る番組の撮影に行き当たりました。
顔が映ってないことを祈るばかりです。
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(左)清滝の由来はこの小さな滝でしょうか?
     



36番札所 青龍寺(しょうりゅうじ) です。
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34番札所 種間寺(たねまじ) です。
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次のお寺さんにく途中、コスモスがまだ咲いていました。
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33番札所 雪蹊寺(せっけいじ) です。
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近くに来たので桂浜にちょっと立ち寄りました。
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竜王岬からの夕日が綺麗でした。
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途中で薬を調達して飲んだ結果、喉はだいぶ楽になりました。
この日はここまで。
この夜は桂浜近くのコンビニ駐車場で車中泊でした。
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2017. 11. 21 (火)


桂浜近くのコンビニ駐車場で朝を迎えました。
今日もいいお天気になりそうです。
体調の方は完璧とはいかないまでも一応問題なさそうです。

折角、桂浜近くで車中泊をしたので朝日でも撮ろうかと龍王崎に行ってみました。
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さて、今日最初のお寺さんは32番札所 禅師峯寺(ぜんじぶじ)です。
海岸近くの山の上で見晴らしがいいことと岩の特徴的な柄が印象的。
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先ほどまでいた浦戸大橋、桂浜、龍王崎などが望めました。




次は 31番札所 竹林寺(ちくりんじ) です。
モミジは紅葉始めですがとてもきれいでした。
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庭園と宝物館も拝観しました。




次は山間部に少し入って、二段の滝の平家の滝を見てきました。
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左が下段、右及び下2つは上段です。
     

     

赤い橋の上からの遠望ですが日陰で逆光気味だったのでうまく撮れませんでした。
日が当たっていればきれいに見えるでしょうね。
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再び山から出てきて30番札所 善楽寺(ぜんらくじ) です。
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隣の土佐神社も参拝してきました。
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善楽寺からそう遠くない毘沙門の滝です。
カラオケの音を聞きながら池の縁を進むとその滝は在りました。
近くにはこの後に行く国分寺奥之院毘沙門堂もありました。
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29番札所 国分寺(こくぶんじ) です。
ここは桜前線を追う旅2014 四国・山陽の旅で2014年3月29日に訪れて以来の再訪です。
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そして今回の旅の最後のお寺さん、28番札所 大日寺(だいにちじ) です。
門のモミジが綺麗でした。
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この夜は南国市の道の駅 南国風良里にて車中泊でした。
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翌日からどうも雨になるようです。
もともとここまでが本来の旅の予定で、あとは帰りがけに滝でも見ながらいこうかとの計画だったので
この際寄り道せずにまっすぐ帰ることにしました。


2017. 11. 22 (水)


道の駅 南国風良里の朝。
雨が降っているかと思ったらしばらく降りそうもないような空。
午前中は持ちそうな感じがします。
ということで午前中一ヵ所だけ滝に寄ることにしました。
大豊町近くで日本一の大杉の看板があったので寄ってみました。
杉の大杉と言って、二本の巨木が並び立ち大きい方の杉は推定樹齢3000年、根元周囲20m、樹高約60mとのことでした。
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日本の滝100選龍王の滝に到着しました。
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滝から山を下る途中の神社です。
銀杏は八畝の乳イチョウと言って、大きな気根が何本も垂れていました。
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R32に出る手前にある定福寺です。
門を入って直ぐになんか一度来たことがあるなあ・・なんて思ったのですが散策するうちに確信に変わりました。
後で調べた結果、この寺の更に山の高いところに大滝地蔵堂のエドヒガンという桜があって、2014.03.30にこれを見に行った帰りに寄ったと判明。
したがってこの紅葉は初めてですが、見事な紅葉でした。
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あとはひたすら帰ります。
三好市までは風光明媚な大歩危小歩危のあるR32を使います。
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あとは三好市井川池田から高速を使い徳島まで走り、市内でモミジのお寺瑞巌寺にちょっと寄り道。
まだ少し早めだったかちょっと期待外れでした。
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この後徳島港のフェリー乗り場に着いたら出港まじかのフェリーがいたのでほとんどフリーパスで乗船、着いてから5分ぐらいで出港でした。
和歌山に到着の後、京奈和自動車道の道の駅 かつらぎ西でこの夜は車中泊でした。
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2017. 11. 23 (木)


道の駅 かつらぎ西で朝を迎えました。
一晩中降った雨も朝には上がりましたが、雲が低く垂れこめています。
京奈和自動車道もR23もまさに紅葉が見頃で沸き上がる霧で幻想的な雰囲気に包まれていました。
写真に撮りたかったですが、下に下りると恐らく同じような景色の場所を見つけるのは難しいだろうなと思い諦めましたが、
今でも心残りです。
湾岸に入ると青空となっていいお天気となりました。

10時に無事帰宅しました。


m(_ _)m 最後までご覧いただき、ありがとうございました m(_ _)m



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