TOP 08月 滝めぐり R169北上 滝めぐり 乙女渓谷・付知峡 滝めぐり 伊豆中南部 09月のガーデニング 09月の朝日・夕日 10月
滝めぐり 伊豆中西部
2023.09.23(土)
ちょうど1年前に伊豆の北部の滝めぐりを済ませたので、今回はその続きで中南部を廻ろうと出かけてきました。
一度乗ってみたかった駿河湾フェリー。
清水港→土肥港の第一便、07:45出航の便です。
通常の乗り場の所に大型クルーズ船が止まるとのことで、乗り場が300mほど南に移動していました。
静岡県静岡市清水区日の出町
土肥港には09:00着、海上から見る富士を楽しみにしていたのですが残念ながら雲の中でした。
土肥にて伊豆に上陸のあと、霧の船原峠、風早峠、仁科峠を経て
最初に向かったのは夫婦滝です。
道路わきに落ちる超お手軽滝で、二筋になって落ちる落差7mの滝ですが、ほとんど奥様は不在みたいです。
もし簡単に滝上に上がれたなら奥様の方にも流れるように直してみたかったですね。
静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須
K59に戻って更に南下して、道路下に落ちる中之沢橋の滝です。
右岸の植林帯の下れそうなところを滝下まで下りました。
写真写りの悪い滝だね、というより撮り方が下手なのか実物はもっとよかったよ。
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里
ソウシシヨウニンジン(相思子様人参)
次は、K59を更に南下し、左の林道に入った先にある黒滝です。
K59から林道に入るところに頑丈なゲート。
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里(おおそうり)
K59の路肩に駐車し、林道を10分ほど歩いた先に落差13m、広く分岐した美しい滝が迎えてくれました。
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里(おおそうり)
次は、黒滝の下流に落ちる三階滝です。
どこから下りようかと思ったらK59に下り口があり、三階滝沢歩道全長1600Mとの看板がありましたが、滝までは5分ほどで着きます。
広くなった路肩にはバイクを含め3台が止まっていましたが、釣り師なのか沢屋なのか、滝辺りでは見かけませんでした。
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里(おおそうり)
落差は14m、あとの二階はこの上にあるのか?
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里(おおそうり)
ソニーのα6400、静止画のシャッタースピード設定がそのまま動画に反映されてしまいます。
K59を更に南下すると、左からの沢に恵の滝です。
今日一の分岐瀑は、道路からすぐのお手軽滝でした。
落差32m、涸れている時もあると聞きましたのでこれだけ流れているのはラッキーだったようです。
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里(おおそうり)
次は、大滝(おおたる)です。
大沢里(おおそうり)の集落まで下りてきて、鋭角に右に入ってネイチャービレッジおおたき方面に進みます。
事前調査なしだったので、できるだけ近くまでと大滝ランド跡地横を抜け、洋ランセンター跡地に駐車、あとは道を探しながら川の左岸に突進。
道なき川筋を苦労して遡上したのちやっと滝にたどり着きました。
水量豊富で豪快な名瀑、落差は48mで伊豆一番の高さらしい。
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里(おおそうり)
あとでわかったことですが、
洋ランセンター跡地から行くには上流の橋(今は無い)を渡って右岸に道があるようですが、恐らく今は使われずに荒れ放題だと思われます。
静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里(おおそうり)
そして、今よく使われているルートは、
大滝ランド跡地の少し手前の分岐で、左大滝ランド跡地側ではなく右の林道に進み、滝のすぐ近くで滝道を下りていくというものです。
今回、帰りにこの林道のルートがあることが判ったのでこちらから戻って来ました。
今日の滝めぐりを終え、沢田公園露天風呂で温泉をいただきました。
静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
堂ヶ島の海を見下ろせるロケーションはいいんだけど、ちょっと小さいのと趣が欠けるのが残念だったかな。
今回の目的の一つ、今日は立秋ということで夕日を撮ろうと大田子海岸に行ってみたのですが、あいにく西の空は雲が多く撮影ならず。
静岡県賀茂郡西伊豆町田子
今夜は仁科漁港で車中泊です。
静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
2023.09.24(日)
西伊豆町の仁科漁港で朝を迎えました。
曇りがちの天気ですが、これからは秋の空気におおわれて秋晴れになっていく筈です。
今日は河津方面の滝を巡ります。
途中の不動滝に寄るも滝への降り口が判らず、ここはパスしました。
静岡県下田市椎原
K15にて伊豆の中央を貫く主要幹線R414に出て、河津町下佐ヶ野三養院の滝です。
佐ヶ野橋の袂の駐車場に車を止め、右岸の佐ヶ野川遊歩道から佐ヶ野橋の下に進めば滝上から眺められます。
先ずは滝前から見ようと下流側に行ってみると、小さな橋の手前に簡単に川に下りれるところがあったのでそこから入渓し遡上しました。
落差4mの滝に柱状節理と広い滝壺、そして滝壺の上に垂れ下がる植物が絵になります。
静岡県賀茂郡河津町下佐ケ野
佐ケ野川右岸に沿って遊歩道がありますのでこれを上流側に進みますが、先ずは佐ヶ野橋の下から三養院の滝を上から見てみました。
オサン淵の滝を目指し遊歩道を上流に10分ほど歩いてグーグルマップが示す最上流の淵に来ました。
ネットで見る滝とはちょっと違うようで、どうも一つ下の滝が正解のようです。
静岡県賀茂郡河津町川津筏場
下流に戻って一つ下の滝、オサン淵の滝です。
落差は4mです。
静岡県賀茂郡河津町川津筏場
更に下流の小滝です。
静岡県賀茂郡河津町川津筏場
R414を天城峠の方に戻って、梨本橋を過ぎたところで右に入って3.1km進むと庄兵衛の滝の下り口です。
静岡県賀茂郡河津町梨本
路肩に駐車し、道なき植林帯を下って、
川に近くなったらテープ(簡単なテープではなく、杉の木にしっかり巻かれたテープです)に沿って滝方向に進めば滝壺近くに降りられます。
大きな岩の両側に分かれ2筋になって落ちる美瀑、落差は7m、岩もいい感じです。
静岡県賀茂郡河津町梨本
滝横にこんな構造物、露天風呂なら最高なのにね。
庄兵衛の滝下り口より950m戻ればオンタの滝の入口です。
静岡県賀茂郡河津町梨本
川方向に導水路に沿って進めば案外楽に川に下りられ、濡れずに裏見のできる楽しい滝でした。
落差は5mです。
静岡県賀茂郡河津町梨本
オンタの滝入口より800m戻ればジンバクの滝です。
泉奥原区公民館に車を止めさせてもらい、道路下廃屋の前を通って森の中を進めば道は川の下流方面に曲がっていきます。
下流方面に進まずほぼまっすぐ川に向えば急に切れ落ちてはいますが、
何とか降りれそうなところを見つけて川まで下りればすぐに滝前となります。
落差8m、岩を深く浸食し、なかなか迫力のあるいい滝でした。
静岡県賀茂郡河津町梨本
R414に戻って北上、ループ橋の手前で右に入って行けば河津七滝(ななだる)です。
遊歩道に沿って7つの滝を見ることが出来ますが、どの滝も"滝"の読み方は"だる"になります。
無料の観光駐車場に車を止め、河津七滝(ななだる)遊歩道をまずは最上流部の猿田淵まで歩いたあと、写真を撮りながらゆっくり戻りました。
最上流部の猿田淵です。
遊歩道からしか撮影できず、これだから観光化されたところは好きになれません。
静岡県賀茂郡河津町梨本
釜滝の横を上がってくる木製の階段です。
この上には猿田淵だけなので、きつい思いをして上がらなくても釜滝までにしてもいいかもしれません。
釜滝(河津七滝)です。
大滝(おおだる)に次ぐ落差で22mあります。
静岡県賀茂郡河津町梨本
100m戻って、エビ滝(河津七滝)です。
落差は5m、滝前の橋は通行止めで滝の全景はほとんど見えませんでした。
静岡県賀茂郡河津町梨本
片塔式ウエーブ橋という独特のフォルムの河津踊子滝見橋46mです。
蛇滝(へびだる)(河津七滝)、落差3mです。
火山地帯特有の形態、滝上の柱状節理がうろこ状に見えるところからこの名がついたといわれています。
静岡県賀茂郡河津町梨本
100m戻って、初景滝(しょけいだる)(河津七滝)です。
落差10mの幅広の滝で、伊豆の踊子の像がありました。
静岡県賀茂郡河津町梨本
300m戻って、カニ滝(河津七滝)です。
落差2mほどの小滝でした。
静岡県賀茂郡河津町梨本
車道まで戻ってきましたが、更に下流側の遊歩道に入って出合滝(河津七滝)です。
本谷川に荻ノ入川が落ちあうところに落ちる滝で落差は2mです。
滝より、本谷川のこの柱状節理にほれぼれしちゃいました。
静岡県賀茂郡河津町梨本
もう一度車道まで戻って、別の入口から遊歩道を下っていくと大滝(おおだる)(河津七滝)です。
川には露天風呂があり、川に下りる手前に料金所が在るのだが、時間切れでちょうど閉まったところでした。
それでも料金所手前には展望台が造られているので、そこから見ることができました。
落差は30mです。
静岡県賀茂郡河津町梨本
今日の滝めぐりを終え、河津町の踊り子温泉会館で温泉をいただいた後、
静岡県賀茂郡河津町峰
町内河津町観光協会の駐車場で車中泊です。
静岡県賀茂郡河津町笹原
2023.09.25(月)
河津町観光協会の駐車場で朝を迎えました。
天気も秋晴れのすがすがしい朝です。
今日はR414沿いの滝に寄りながら天城峠を超えて湯ヶ島まで行きます。
今日最初の滝は平滑(ひらなめ)の滝です。
R414に踊子歩道の入口がありますので、車は天城峠越えの旧道の十分広い路肩に駐車しました。
静岡県賀茂郡河津町梨本
踊子歩道を下っていくと10分ほどで山葵田と小さな橋があり、そのすぐ下流には滝が見えていました。
落差4mと低落差、幅広の滝です。
静岡県賀茂郡河津町梨本
R414を1.2kmほど北上すると、道路左下に榾場(ほだば)の滝が落ちています。
R414の右側には駐車場があるのでそこに車を止め、二階滝バス停の脇から川に降ります。
急斜面が苦でなかったらもっと滝近くを下りるのが近いです。
落差は6mです。
静岡県賀茂郡河津町梨本
R414を少し北上すると、右に天城峠越えの旧道に通ずる道があるのでそちらに入って650mほど行くと
二階滝(にかいだる)の観瀑台があります。
静岡県賀茂郡河津町梨本
観瀑台からは木々の梢で見難いので、少し戻ったあたりの下りれそうなところから植林帯を下って滝前に行ってみました。
下りてみればR414の橋が少し下流に見えるので、そちらから遡上すればもっと簡単かも。
滝は落差20m、途中から二筋に分かれて落ちる変化に満ちた滝でした。
静岡県賀茂郡河津町梨本
R414を北上し天城トンネルを超えてしばらく進むと、左に滑沢渓谷への道があるのでそちらに入ります。
沢を渡った先で路肩駐車すると、右に竜姿の滝が落ちています。
滝上のうねって浸食された様が竜のようだからが名の由来でしょうか。
光の具合がよかったので、写真をたくさん撮ってしまいました。
静岡県伊豆市湯ケ島
落差は3mです。
R414をさらに北上し上の滝です。
浄蓮の滝の上流にある滝で、
浄蓮の滝駐車場の100mほど手前、左側にある空き地に駐車し、
右岸から下りようと踏み跡を頼りに川まで下りたが、最後の2m弱がどうしても降りれなくて撤退。
少し戻って滝の上流を通る林道に入って橋の手前の空き地に駐車、左岸から滝上に進んだら垂直梯子がありあっけなく滝前に降りられました。
静岡県伊豆市湯ケ島
落差は8m。
裏見もできるようで、右岸から入りやすそうでしたが、今日は水量が多く、右岸に渡るのは不可能でしたので諦めました。
浄蓮の滝、落差25mの直瀑です。
ご存じ100選滝で超観光滝は、次から次へ観光客が来ておちおち写真も撮ってもいられないので早々に退散です。
静岡県伊豆市湯ケ島
ホトトギス
今日の滝めぐりを終え、湯の国会館で温泉をいただいたあと
静岡県伊豆市青羽根
今夜は湯ヶ島の夕鶴記念館駐車場で車中泊です。
静岡県伊豆市湯ケ島
2023.09.26(火)
伊豆市湯ケ島の夕鶴記念館駐車場で朝を迎えました。
ようやく車中泊でも寝やすい季節となりました。
目こぼれはありながらも伊豆の滝の7,80%ぐらいは見たかなというところで、今回の旅の最終日としました。
今日最初の滝は萬城(ばんじょう)の滝です。
この旅で一番会いたかった滝は落差20m、期待通りの美瀑でしたが、実はこの滝、サイボーグ滝でした。
静岡県伊豆市地蔵堂
この滝は別名裏見の滝、あるいは両想いの滝ともいわれ、昔は滝の後ろに道があって裏見が出来たんですが、
現在は通行止めとなってしまいました。
自己責任で裏見を決行するも、真後ろは落水に隠れて写真に写りませんでした。
この滝がサイボーグ滝といったのは、
後ろの柱状節理の岩盤が一度崩落したため、2010.10から2011.01にかけて崩落防止のためぼぼ岩盤全面に大規模な補強工事が施されたからです。
工事が終わったばかりの頃は施工跡が目立って残念な姿だったようですが、今は一部を除きだいぶ目立たなくなっていました。
工事の前後が判るブログがありましたのでリンクを貼っておきます。
(アメブロ)伊豆スケ・ブログ
ホトトギス
ツリフネソウ
萬城(ばんじょう)の滝の上流にある小滝(こだる)です。
萬城の滝の滝上から川沿いの遊歩道がここまでありますが、車で行けば徒歩1分のお手軽滝で目測落差は5mです。
静岡県伊豆市地蔵堂
この旅も終わりに近づいて、そろそろ帰る方向へ。
伊豆スカイラインを北上し、峠の茶屋の辺りから地道に降りて進んだ先におある徳永不動の滝です。
伊豆自然村キャンプフィールドの所を奥に進むと駐車スペースがあるのでそこに車を止め、
絹の滝(不動滝)の看板の所から沢の奥に進んだらすぐでした。
落差は17m、グーグルマップの写真にあるような水量が多い時に見てみたかった。
静岡県伊豆市徳永
伊豆スカイラインはご存じの通り有料道路ですが、面白いことにところどころで地道とつながっています。
地元の方の生活道路にもなっているからのようですが、今回山伏IC(料金ゲートはない)まで無料で利用させていただきました。
伊豆の国市まできて不動の滝です。
滝山不動堂入り口の駐車スペースに車を止め、沢沿いに10分ほど上がったところに滝山不動奥の院とその前に滝が落ちていました。
多賀火山の溶岩の端にかかる滝とのことで、落差13m、大きくひび割れ、剥がれ落ちた巨岩の造形がたまらん。
静岡県伊豆の国市韮山山木
この滝を最後に今回の旅は終了です。
三島まで戻って、極楽湯で旅の疲れを癒したあと帰路につきました。
静岡県三島市三好町
TOP 08月 滝めぐり R169北上 滝めぐり 乙女渓谷・付知峡 滝めぐり 伊豆中南部 09月のガーデニング 09月の朝日・夕日 10月