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滝めぐり 天竜・佐久間方面



2020.08.04 (火)

梅雨も明けて、 その他私的な条件も整ったのでぼちぼち滝めぐりにと思い出かけてきました。
今回のコースは、以前立てた滝めぐり計画をベースにまわろうと思っています。
天竜佐久間の滝めぐり計画
浜松から上がって行き、鳳来経由で戻ります。
目玉は、前から気になってしょうがなかったボンクラ沢水神滝のヒョングリです。
東薗目不動滝は以前一度訪れていますが、今回はその上にあるという布滝まで行く計画です。
1日目
自宅---豊田IC===浜松浜北IC---不動の滝---鳴瀬の滝---お滝(放水施設脇)---一心滝---布滝---明神滝---観音滝---水窪塩の道国盗り駐車場(車中泊)
2日目
水窪塩の道国盗り---ドンドン淵の滝---たっくい渕---機織淵の滝---龍王権現の滝---
分地の滝(左沢)---分地の滝(右沢)---御宮沢の滝---不動滝---ボンクラ沢水神滝---谷沢の滝---上池後の滝---湯の島温泉(車中泊)
3日目
湯の島温泉---四五六滝---大沢の滝---芦沢の滝---中沢不動滝---押出沢不動滝---大立不動滝---御滝堂不動滝---兎鹿嶋温泉湯らんどパルとよね(車中泊)
4日目
兎鹿嶋温泉---庚申沢の滝---滝---東薗目不動滝・布滝---大下滝---鳳来峡IC===豊田IC---自宅


新東名の浜松北で下りて天竜川沿いにR152を北上。

最初の滝は、龍山町にある龍山の不動の滝です。
別名を瀬尻不動の滝といいます。
天竜川右岸を走るR152から、切り立った山の中腹に切られた細い山道を案内に従い5km程進むと、不動橋の下に滝が落ちていました。
整備された駐車場、階段、滝見の東屋を備えたお手軽滝ですが、滝前まで下りるには少し足場が悪く注意が必要です。

  

二筋になって落ちる主瀑の落差は32m、滝壺に立つとまるで天から落ちて来るようでした。
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下流にもう一段落ちていたので覗いてみましたが、足がすくみます。



不動橋の上流にも渓流瀑が続いています。




R152に戻って、さらに北上すると、天竜川対岸の中電放流口の横に滝が落ちているのが見えました。
グーグルマップにはお滝とありますが、これが正式名称でしょうか。
天竜川は梅雨末期の豪雨によりいまだに濁ったままです。
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そして、次は今回の旅での最難関と思われた鳴瀬の滝ですが、
やはり難関でした。
国土地理院の地図の点線の道に沿って行ってみることにしました。
入口はすぐにわかり、先ほどのお滝の沢までは難なく来たのですがその先の道が判りませんでした。
この沢の小滝の写真を撮りながらだいぶ上流まで行ってみました。



道がお滝の沢に突き当たったところにあった小滝です。
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まだ、上にも小滝は続いて在りましたが、がけ崩れなどもあって遡上を終えました。
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沢を越える場所は結局見つけられずに、
道が沢に突き当たったところの小滝辺りをもう一度丹念に見たら
橋に使われていたと思えるような丸太が崩れ落ちたような感じであったので、やはりこの辺りに道があるのでしょう。



まだ行程としたら1/3ほどですがすでに相当体力を消費してしまったので今回はこれで撤退することとしました。


R152は途中から水窪川に沿って走ります。
支流の福沢川に沿って少し入って行くと一心滝です。
福沢川に注ぐ沢に落ちる落差15mの直瀑ですが、アクセスが非常に楽なお手軽滝でした。
途中に引っかかっている倒木が一時のアクセントとなって面白みを添えていました。
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ほぼ今日の予定を終えて、水窪の町に着きました。
まだちょっと早いので近くの観音滝を見てきました。
R152の旧道の奥につつましく落ちる、落差5mほどの小さな段瀑でした。
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今日は以上で、今夜は塩の道国盗りの駐車場で車中泊ですが、
さあ、この暑さでまともに眠れるでしょうか。
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2020.08.05 (水)

水窪の塩の道国盗りで朝を迎えました。
昨夜は、車を締めきってではとても暑くて寝れそうもないので、
肌の露出部分にサラテクトを塗りまくって、ハイエースのバックドア全開で寝ました。
お蔭で、蚊に刺されることもなく結構涼しく寝ることが出来ました。
朝方は何か掛けないと寒いくらいでした。
夏はこのパターンで決まりです。

さて今日の最初は、
水窪から少し北に行ったところにある雨乞滝からです。
沢に入って砂防堤を一つ越すと間もなく目測落差5mほどの小滝が現れました。
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ここは左側に残置されたロープを有難く使わせていただき越えました。
この沢で少し大変なのはここだけでした。


沢を15分ほど遡上すると見えてきました。
雨乞滝です。
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端正で美しい落差30mの直瀑です。

  

  




水窪に戻って、水窪河内川沿いにK389を入っていくと、対岸に40mの高さから落ちる布滝の細い流れが見えました。
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そこから歩いて短いトンネルを抜けると支流の沢から落ちる目測落差10mほどの無名の滝が見えました。
滝頭のブルーシートやホースが無かったらいい滝なんですけどね。
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そしてK389をもう少し行って明神滝を目差しました。
K389の路肩の広い駐車場所に車を止め、水窪河内川に下りたあと少し上流に進むと明神沢の入口です。
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基本、沢伝いに遡上しますが、大石などで越えられない場合などは軽く巻いたりします。

  

右岸からの沢の高いところに無名の滝が落ちていました。
落差は目測15mほどでしょうか。
渇水期になれば岩肌を濡らす程度になってしまいそうです。
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木々の間に滝が見えてきましたが、その前に立ちふさがる小滝は左から巻きます。



姿を現わしました、落差40m、明神滝です。
高くて、激しくて、ワクワク感が一挙に高まります。
もの凄い水しぶきがこんなに離れていても飛んできています。


滝壺レベルに立つともうビショビショです。
風も収まらず、レンズを拭いても拭いても追いつきません。
ゆっくり写真も撮っていられなくてワンパターンの写真しか撮れませんでした。
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迫力の明神滝を堪能しました。
帰ってから写真の撮影時間で調べたら、写真を撮り々ですが遡上に1時間強、往復で2時間かかっていました。
急げば片道20分ほどでいけるようですが、この滝への道程決して一般向きではないのでご注意を。







このあと佐久間方面に向かいました。
途中のドンドン淵の滝に立ち寄りましたが、
とても下には降りれず覗いてみたんだけど雑木が邪魔してほとんど見えません。
狭〜い隙間に落ちるおもしろいロケーションの滝なんですけどね。
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そして、たっくい渕の滝です。



観瀑台まで相当谷を下りますが、そこからはまったく見えないので川まで下りました。
連瀑帯ですが見れるのはここの一点だけ。
(右岸を高巻いて先に行った強者もいるようですが・・)
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この辺り、とにかく谷が深く、この暑さと相まって一挙に体力を消耗してしまい
次の機織淵の滝は戦意喪失でやめました。

佐久間の町まで出てきました。
今晩は天竜消防署佐久間出張所横の広場で車中泊です。
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2020.08.06 (木)

天竜佐久間で朝を迎えました。
夜間雲が多かったせいか放射冷却の効きが悪く、少し蒸し暑い朝です。
今日は天竜川沿いの滝を巡ります。




最初に寄ったのは、
佐久間ダム湖に注ぐ谷川に架かる松島橋の奥に落ちる目測落差10mの滝です。
橋の左側にある短い木の梯子を上がってから僅かな踏み跡を頼りに沢の方に下りて行くとすぐ滝前です。
ノーマークだったので名前はわかりませんが、谷川の滝と呼んでおきます。
少しだけ光芒が入っていい感じでした。
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そして次に、砂利採石会社の奥の沢に落ちる、落差40m、左沢分地の滝です。
砂利採石会社の事務所に一言言って通らせていただきました。
見ると、上段の滝がはるかに大きく、上がってみたかったですが情報不足だったので今回はやめておきました。
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下段の滝です。

  


近くに、右沢分地の滝があるらしいので行ってみました。
林道は入口から通行止めなのでOffTimeを出動させましたが、確かに荒れ放題で廃道寸前でした。
滝のある沢はこの辺り連瀑帯で、橋の下にも滝を確認、橋の上はどこまで滝が続いているかよくわかりません。
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林道を進むと大きくカーブしてこの上あたりに戻ってくるのでもう少し進んでみました。
ところが・・・
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もう少しで先ほどの上の辺りというところで土砂崩れで道路が埋もれていました。
無理はしないがモットーなので諦めましたが、先ほどの上流部に明らかにヒョングっている滝がチラッと見えていました。


次は、御宮沢の滝です。
橋の右側から下りて行くと直ぐに滝前で、花崗岩の岩を二筋、樋状に削って落ちる落差10mの斜瀑です。
一方の流れはだいぶ細くなってきていました。
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そして、今回の旅のメインでもあったヒョングリの水神滝です。
佐久間ダム湖沿いのK1をさらに進むと、左からのボンクラ沢の奥にこんな砂防堤が見えますのでこれが目印です。



道は無いですがそれほどきつくない沢を20分ほど遡上すると滝が見えてきました。



落差50m、3段の滝で、2段目が見事にヒョングっていました。
直下に立つと汗まみれの身体に飛沫が気持ちいいです。
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飛び出し方はそう遠くない阿南町にある7人滝に引けを取りませんが、なんせ位置が高すぎです。

  



旅が終わってから調べたらヒョングリの段までは登ることが出来るようで、
ちょっとやり残し感が生まれてしまいました。


そして不動橋の下にあるという不動滝ですが、道路から見える3段ぐらいのあの滝なんでしょうか。
どなたかのブログで見たときはもっと大きかったような・・・
ネットで確認しようにも受信圏外で確認できませんでした。
実は蒸し暑さで相当バテていて、
下まで下りてまた上がってくるのも大変そうなので今回はパスしました。


K1を更に進んで、谷沢の滝、落差20mです。
橋の上から見るお手軽滝です。助かった〜\(^o^)/
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もう少し進んで、こちらも橋の上から見るお手軽滝の上池後の滝です。
水量は少ないですが30mと、見上げるほど高いです。
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富山(とみやま)まで来ました。
湯の島温泉やってるかな〜と恐る恐る行ってみると・・・、アチャー!
土日だけ営業なんだそうです。
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風呂はいりてぇー!!!
やむなく、この辺りの滝3つ廻っちゃいます。


まず、四五六(そごろう)滝です。
こちらも道路から撮影でき、落差は16mです。
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そして、大沢の滝です。
下流左岸の階段を下りて、竹林を少し下ると滝前まで行くことが出来ました。
落差7mの渓流瀑です。
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最後に、芦沢の滝です。
右から入渓し難なく5分ほど遡上すると滝前です。
落差15mの直瀑です。
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今夜は、とみやま来富館さんの駐車場で車中泊です。
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まだ明るいうちはアブが何匹も駐車している車に体当たりしてくるのでドアを開けていられません。
このまま夜も開けていられないとなると地獄の夜になりそうで心配です。


2020.08.07 (金)

豊根村の富山(とよやま)で朝を迎えました。
非常に蚊の多いところでした。
サラテクトのおかげで刺されはしませんでしたが、
四六時中両方の耳元で蚊の飛ぶ音がしていて、気になってしょうがありませんでした。
アブは暗くなったら飛んできませんでした。

さあ、今日は最終日です。
豊根村の滝を巡って、最期なんとしても温泉に入ってさっぱりして帰路につこうと思います。

最初の滝は、
車中泊のとみやま来富館さんからさほど遠くない中沢不動滝です。
林道は漆島川を渡ると直ぐに通行止めですので、またOffTimeを出動させ、
捨てられた軽4の辺りの杉林を慎重に下りて滝前に立てました。
滝頭のコブで二筋に分けられて落ちる落差10mの滝です。
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次もさほど遠くない押出沢不動滝です。
バンガロー村古里とみやまに入らず真っ直ぐ林道を進み、2つ目の砂防ダムのガーブに駐車、
砂防ダムを左から超えたら後は開けた沢を進めば200mほどで滝に到着しました。



落差12mの斜瀑です。
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ここの岩も魅力的でした。




そして次はK426を漆島川に沿って上がって行けば漆島川本流に架かる漆島川不動滝です。
カーブミラーが目印で、すぐ横に僅かな踏み跡があるのでそこから谷に下りますが、
最後のところだけちょっと慎重に下りなければなりません。
ロープでも設置してくれてれば楽なんでしょうが。
総落差は8m、ここも見事にヒョングってます。
やっぱ近くで見れる方がいいですね。
いつもこんな風にヒョングっているとは限らないようで、まとまった雨の後に行くことをお勧めします。
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岩がまた魅力的でしょう。







K426はこのあと南に向きを変えて進みます。
その途中にある茶尾不動の滝は、K426から見れる超お手軽滝でした。
落差は10mです。
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次にみどり湖方向に進み大立不動滝に寄ろうとしましたが
K429に入ったすぐ先で土砂崩れがあったらしく入口で通行止め。
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やむなく進路を変更し新井滝に寄りました。
水量豊富で、変化に富んでいていいですね。
ただすぐ下の沢に降りるのが簡単そうで難しく、道路脇からだと撮る方向が限られるのが難点でした。
上にもう一段見えていましたが、合わせて落差12mの渓流瀑です。
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そして、豊根村役場のある地区に向かって進んだ途中にある御滝堂不動滝です。
観世音堂(御滝堂)の奥に落ちる落差7mの小さな滝でした。
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一応今回の滝めぐりはここまでにして、お待ちかねの温泉として
鹿嶋温泉 湯〜らんどパルとよねに寄って行こうかと思ったのですがまだ13時前でまだちょっとはやいし、
だいぶ遠周りにはなるけどせっかくここまで来ているんだからと大立不動滝を見に行くことにしました。
みどり湖畔を走たあと豊根大橋を渡ってからK429に入って行きますが、通行止めが滝の手前にないことを祈りました。
大立不動滝に着きました。
先ず目に入るのは・・・、落差は10m。
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これか〜、と思いこんで左に回り込んだら、奥のほうにもう一つ。

  

道は無いけど行ってみるしかありません。
落差15mの直瀑ですが、堂々たる良い滝です。
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旅の最後を飾るにふさわしい滝を見させてもらいました。


そして、最後は鹿嶋温泉 湯〜らんどパルとよねです。
営業しててくれてよかった\(^o^)/
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温泉から上がって汗臭い服はすべて着替えてさっぱりとしたあと帰路につきました。


計画とは少し狂いましたが、今回の旅で寄った滝をまとめました。







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